ヴァイオリニスト・横山亜美さん@植田洋子とTea For Two

2017/05/17

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ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、箕面市にお住いのヴァイオリニスト・横山亜美さんをお迎えしました。

2015年2月18日のTea For Twoに一度ご出演いただいたのですが、今回約2年ぶりにお越しいただきました。
お父さまもお母さまもお姉さまも、ご家族みなさんがヴァイオリニストという音楽一家で育たれた横山亜美さん。
そのため幼いころからヴァイオリンが身近で、3歳ころからおもちゃとしてふれあいつつ、6歳から本格的に練習を始められたそうです。

2008年にイタリアにある楽器職人の町、クレモナへ留学されました。
「言葉は現地で学ぶだろう」というご両親の考えから、クレモナで生活しながらイタリア語を習得されたそうです。
絶対音感をお持ちの亜美さんですが、指導を受けていた先生と亜美さんとで基準音に差があったため、とても悩まれた時期もあったと語られていました。
相対音感を身につけるため努力を重ねられたり、たくさんの苦労を乗り越えられ、2013年にクレモナ国立モンテヴェルディ音楽院を満点で卒業されました。

今年の3月15日にファーストアルバム「A piacere」をリリースされました。
バッハとテレマンの無伴奏曲ばかりを収録されたこのアルバム。無伴奏曲の魅力がいっぱい詰まった一枚になっているそうです。
バッハや無伴奏曲というと「難しい……」と思われる方も多いので、緊張感が出ないようにジャケットはヨガポーズ、アルバムのタイトルも「A piacere」(ご自由にどうぞ)にされたそうです。
リラックスタイムやお掃除の時間などお好きな時に聴いてほしいとおっしゃっていました。
なかなか娘さんの演奏を認めてくださらなかったお父さまもこのアルバムは認めてくださったという、珠玉の一枚です。

5年前に他界されたお母さまは亡くなる直前まで、病院でもヴァイオリンを演奏されていたそうです。
お母さまの演奏で、患者さんたちは涙を流しながら喜んで下さり、お母さまもそれで元気をもらっていたと語られました。

6月16日(金曜日)に、新しく出来た豊中市立文化芸術センター小ホールで、横山亜美さんがコンサートマスターをされるセレーノ・チェンバーオーケストラ第1回定期演奏会が行われます。
クラシックの固いイメージを取り払い、「楽しい!」と思ってもらえるような演奏会にしていきたいとおっしゃられていました。
そのため音楽で始まり音楽で終わるのではなく、間に指揮の静間佳佑さんと亜美さんによる曲の紹介などのトークも挟んだ少し新しい演奏会になっているそうです。
おしゃべりを聴いてリラックスしてもらってから、音楽を聴いてもらえるようになっているとお話されていました。

亜美さんは箕面の稲でヴァイオリンの教室もなさっているそうなので、ご興味のある方はぜひ検索してみてください。

横山亜美さんに選曲いただいた音楽も織り交ぜてお届けしました。 
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■5/17(水)午後3時放送(再放送は5/17(水)午後9時、5/21(日)午後5時)