まちのラジオ第3週 どっこい三味線&ごった煮座…「三平忌」に思うこと

2018/01/18

gottaniza-1箕面の元気な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」(木曜午後3時、再放送は同日午後9時、翌日曜午後1時)。毎月第3週は、「どっこい三味線」と「ごった煮座」の二つのグループが協力して番組を制作しています。

今回も、熊野禮助さんからは「箕面歳時記」のコーナー。
「1月14日は、萱野三平の命日です。この日に私も、お参りをしてきました」
四十八人目の赤穂浪士とも言われる萱野三平は、主君・浅野内匠頭の事件を赤穂に伝える急使に選ばれ、大役を果たしました。浅野家取り潰しの後、故郷の萱野村(現・箕面市)に戻りますが、主君の仇を討ちたいという強い思いを持ち続けていました。
しかし、三平の父は吉良と縁のある大島家の代官を務めていたため、赤穂浪士に参加すれば父に迷惑がかかってしまいます。忠と孝、その狭間で三平が選ばざるを得なかった、自らの命を絶つという道。
「三平という人は、赤穂浪士の中でも、いちばんかわいそうな人だと思います」
1月14日を「三平忌」または「涓泉忌」(三平の俳号から)としてはどうか、と熊野さん。郷土の生んだ悲しい偉人、三平を偲ぶ会をぜひ作ろうや・・・と思いを語っていただきました。
ごった煮座の舞台でも「萱野三平物語」を上演したことがあります。
萱野三平役は、六車さん。どっこい三味線もこのとき共演しており、忘れられない舞台となりました。