しあわせの道しるべ:第29回(2/4放送) 福住利通さん

2018/02/04

『幸運(しあわせ)の道しるべ』(30分番組)

毎月第1日曜 15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)

誰にでもある人生のターニングポイント。
そのとき、何を感じ、どう選択していったのか。

フリーライター・コーディネーター 中村のりこが、
公私で出会う素敵な方々を毎月ゲストにお迎えして、
その方の人生の転機についてお話を伺っていく対談番組です。

大きな波を起こすものではないけれど、
ラジオを聞く人の心に、小さな道標ができる。
そんな番組をめざしています。

今回のゲストは・・・
株式会社フェリシモ クラスター開発本部 デザイン室室長
福住 利通(ふくすみ としみち)さん

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<福住利通さんプロフィール>
音楽好きだった少年が、成人して音楽への思いを抱えながら、次第にデザインの仕事の世界へ。そして、還暦を前に、「Never, never, never, never give up.」の想いでライブ活動を再開。デザインと音楽がコラボする夢への実現に、次のステージへステップアップ!
株式会社フェリシモ クラスター開発本部 デザイン室室長。


商品の世界感を示唆していく仕事

日本を代表する通販会社「フェリシモ」のデザインを総括されている福住さん。
さまざまな商品があり、その商品を形作るのもデザインなのですが、
魂の部分、目に見えない部分を「こんな世界感にしたらどうだろうか」
と考えるのも、デザインの大きな役割なんだそうです。
もちろん、最終仕上げのデザインもされていますが、そのもう少し前の部分、
イメージ、世界感、ビジュアルで、商品の世界感を示唆していく仕事をされています。

クラスター開発というのは何?

クラスターとは、生き方のかたまりという考え方。
経済が発展して、人の価値観もさまざまで、情報もものすごく氾濫する中で、
要るもの要らないものを分けないと生きていけない時代です。
自分の生き方で生きていきたい、そういう魂のかたまり=クラスターが、
多様な形で出てきている現在、そういう方々の手助けになるような物事をつくって、
生き方を手助けする商品を開発していくのが、福住さんたちフェリシモさんの仕事。
すなわち「生き方のコンセプト」を会社全体でデザインしている集団です。

見いだされたデザインの才能

入社して、いきなりデザイン室だったわけではなく、
入社時は、希望したカタログ制作の部署に配属。
ところが、3年ほどして、色彩の勉強会に参加する機会があり、
そこの先生が社長に直々に、「この人はデザインをした方がいい」と大抜擢!
全社のデザインをすることになりました。
デザインなどやったこともなかった福住さんでしたが、その才能の芽は次々に開花し、
のちにフェリシモがアメリカ企業との提携を進めていく第1弾となった、
「スミス&ホーケン」との提携も、福住さんのビジュアル・プレゼンが決定打になったのでした。
提案したビジュアルが、奇跡的にも先方の来期テーマとリンクしていることがわかった時は、鳥肌が立ったといいます。

プライベートでサポートしている「みのおてならい」のデザインワーク
Mita-hall-23-July-flyer_ol20160630 11月の音楽会1010final-1

tenarai018_20180113Bfinal5月の音楽会final0322low-1

デザインのルーツは実家の輸入食品店

それまでデザインを学んだことのない福住さんでしたが、
そのルーツは意外にも和歌山のご実家の輸入食品店にあったようです。
田舎の食品店でしたが、当時珍しい海外の輸入食品が並ぶお店で、
棚には日本では見たことのないようなカラフルなラベルやパッケージの食品が並んでいました。
それを見ながら育ったのですから、幼子の感性に欧米の洗練されたデザインセンスが根付いたのもうなずけます。

自分の音楽のルーツを求めて

中学からはビートルズを聴き始め、仲間とバンド活動も始めた音楽少年は、
社会人になっても細々と活動を続けていました。
あるとき、自分の音楽のルーツを求めて、1カ月の休暇を取り、単身アメリカへ。
(1カ月休暇をくれる会社もすごい!)
音楽が好きで、子どもの頃からいろいろな音楽を聴いてきてた中で、
ルーツである黒人音楽を生で聞きに行きたかったのです。

向かった先は、NYのアポロシアター。
当時地下鉄も危険だった時代。たったひとりで出向くのは本当に躊躇したそうですが、
スティービーワンダーもそこで発掘された場所。
日本とつながっていく音楽の原点をどうしても見ておきたかったのです。
東海岸〜西海岸と回った旅は、音楽少年の心にともった灯を更に大きなものにしました。

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その後、50歳を過ぎた福住さん。
活動の止まったバンドへの気持ちを抑えきれず、座右の銘である
「Never, never, never, never give up.」の気持ちで、
二人ユニット「イヌウシ」をついに結成!ライブ活動も再開!
まさに音楽少年魂、再燃です。

 

若手音楽家へデザイン支援

現在、プライベートでは、自分の音楽活動とは別に、若手音楽家の支援もされています。
若い人たちの世界感のイメージを聞きながら、彼らが新しいライブ活動をする上で、フライヤーやチケットなどのデザインをすることで、デザインと音楽がコラボする支援へとつながっています。
まさに、プライベートでも、生き方コンセプト・デザインをお手伝いされているのですね。

アニマルコンチェルトライブ(福住利通さんデザインのフライヤー)
アニマルコンチェルトFB

アニマルコンチェルト

【福住利通さんからの“道しるべ”メッセージ】
いくつになっても、自分の好きなものや大事なものは、年齢に関係なく、
あきらめないで続けていきたいなと思っています。
イギリスの首相、チャーチルが
「Never, never, never, never give up.」
という名言を残していますが、まさにその精神は、自分の人生にはなくてはならない言葉。
これが私にとっての道しるべメッセージです。

ますます、音楽とデザインで人生を豊かにするものを発信してくださいね♪
福住利通さん、ありがとうございました♪

【♪放送された音源はこちら♪】

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次回の『幸運(しあわせ)の道しるべ』は…
 3月4日(日)15:30〜
 (再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
次回もお楽しみに!

<放送の聴き方>
■ラジオで聴く(FM81.6MHz)
■PCで聴く http://fm.minoh.net/(地球儀マークをクリック!)
■スマートフォンで聴く
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(文責:中村のりこ)