まちのラジオ第2週 「建てないキャンパスデザイン」!?新箕面キャンパスへ、ふくらむ夢と課題…大阪大学大学院工学研究科助教・池内祥見さん

2018/02/08

machi-1箕面の主な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」。毎月第二木曜は、大阪大学社学連携事業。大学と社会のつながりをテーマに放送しています。
今回は、大阪大学大学院工学研究科サステイナブルキャンパスオフィスキャンパスデザイン部門・助教の池内祥見(いけうち・よしあき)さんにお越しいただきました。
machi-2タッキー816のスタジオがあるのは、船場東2丁目のCOM3号館という建物。窓からの眺めに、池内さんは「おお、まさにここが・・・!」と感慨深げなご様子でした。
北大阪急行の延伸、それに伴う新駅設置が予定されている船場地区では、大規模な再開発工事が進行中です。古いビルが取り壊され、広がる更地。そこに、大阪大学箕面キャンパスが移転することになっています。
学生や教職員、スタッフなど、数千人が日常的に活動することになり、地域の活性化に大きな期待が寄せられます。その一方で、移転後の敷地はかなりコンパクトになるため、新キャンパスの建物の規模や配置には工夫が求められます。
池内さんが担当しているのは、まさにそのキャンパスデザインなのです。
「大学というのは、ひとつの都市と考えることができます。都市で起こるのとほぼ同じ問題が、大学でも起こるといえます」
例えば、放置自転車。
駅前と同じように、大学の構内でもそれはしばしば問題となっています。
ここで池内さんが提唱するのは「建てないキャンパスデザイン」。
駐輪場を新設する、というのが普通の対応ですが、それは根本的な対策にはなりません。放置自転車が増え続ければ、いずれいっぱいになってしまうでしょう。
この問題を解決するため、大阪大学は「自転車のシェアリングサービス」の導入を実施しました。キャンパス内に設置された専用自転車は、学生なら誰でも簡単に登録して、無料で利用できるといいます。広大なキャンパス内の移動に便利で、自前の自転車を用意する必要もないため、放置自転車も少なくなり、いいことずくめ。自転車に広告を導入し、その広告費で運営費用をまかなうため、大学側の経費負担はありません。
このように、アイデアひとつで、建物を建てなくても問題を解決し、より使いやすいキャンパスをつくることが可能になるといいます。新しい箕面キャンパスに、どんな工夫がこらされるのか・・・大学関係者のみならず、箕面市民の多くが関心を持つキャンパス移転。
箕面のみなさんへ、池内さんからこんなメッセージをいただきました。
「新しい箕面キャンパスには、住民のかたの協力やご理解が不可欠だと考えています」

みなさん、一緒に楽しくやっていきましょう!