ミラーレスカメラで「お仕事撮影」が可能に@カメラとお散歩

2018/06/06

毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオに
写真家 宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、
ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
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今月のテーマは「ミラーレスカメラで”お仕事撮影”が可能に」

2016年8月の放送でも、ミラーレスについてお話しをしていますが、
ミラーレスについて知っておこう@「カメラとお散歩」
ここ一年ほどで急激に環境が変わってきたため、最新の状況をもとに
お話ししていただきました。

1.ミラーレスのデメリットは解消されつつある
ミラーレスはファインダーがEV(電子ビューファインダー)なので、
実物の動きとファインダー表示にはタイムラグがあります。そのため、
スポーツなど動きの早い被写体には向かないとされてきました。
しかし、技術革新のおかげで、最新機種ではタイムラグがかなり少なく
なってきています。もちろんゼロではありませんが、スポーツやダンス撮影などの
シビアな撮影でなければ問題がないレベルです。そもそも静物や風景撮影の場合、
タイムラグはほとんど影響しないとも言えます。
また、ミラーレスはバッテリーの持ちが悪いといった点もデメリットとされていましたが、その点も改良されています。

2.仕事内容によっては、ミラーレスのほうが良いケースも
小型・軽量化されたミラーレスは撮影者にとって体力的な負荷が軽減されます。
職業での撮影は数千枚単位の撮影を行うこともあります。
しかも一枚ごとに精神を集中しての撮影なので、大変なハードワークです。
これに加え、従来のデジタル一眼レフのような重い機材を持って半日・一日撮影することは
大変な負荷となります。物理的な負荷が軽減されるのは大きなメリットといえます。
また、電子ファインダーは、絞りの効果や色などがシャッターを切る前に見えているので、
確認作業が楽になるといったメリットもあります。
一眼レフでも、撮影直後に確認は可能ですが、まず一枚を撮る必要があります。
とはいえ、クライアントの側から見た場合、問題点がないわけではありません。
極端な例で言えば、スマートフォンのカメラで撮影しているのを見たらクライアントは
どのように感じるでしょうか。デジタル一眼レフのような大きな機材で撮影するのと、
結果が同レベルに仕上がるとしても、顧客の満足度に違いが出てくることもあるでしょう。
そういう点から、”仕事内容によっては”という但し書きがつくわけです。

3.ミラーレスがどうしても超えられない壁
 タイムラグを承知で、シャッターを早めに押す「勘」が必要であること。
 絶えず液晶画面で確認しながらの撮影であるため、撮影者の目が疲れること。
 ミラーが動くことによって起こるシャッター音と、電子音でのシャッター音では
心地よさ、満足度が違うこと。
 ミラーレスの代表メーカーは電器メーカー系が多く、カメラメーカーとしての経験がたりないためのトラブルが見受けられる点。

以上のようなプラス面マイナス面を考慮した結果、
ミラーレスで”お仕事撮影”が可能であると言えるでしょう。
ただし、従来型の一眼レフも、高画素機として生き残るものと思われます。

もっと詳しいお話が聞きたい方や、宮本さんの写真講座にご興味がある方は
宮本さんのウェブサイトをご参照ください。

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「カメラとお散歩」毎月第一水曜日 午前11時〜
再放送 当日午後7時40分〜

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(文責:千波留)