しあわせの道しるべ:第33回(6/10放送)田房加代さん

2018/06/10

『しあわせの道しるべ』(30分番組)

第2日曜 15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)

誰にでもある人生のターニングポイント。
そのとき、何を感じ、どう選択していったのか。

フリーライター・コーディネーター 中村のりこが、
公私で出会う素敵な方々を毎月ゲストにお迎えして、
その方の人生の転機についてお話を伺っていく対談番組です。

大きな波を起こすものではないけれど、
ラジオを聞く人の心に、小さな道標ができる。
そんな番組をめざしています。

今回のゲストは・・・
兵庫県立尼崎青少年創造劇場/ピッコロシアター業務部 舞台制作専門員
田房加代さん

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<田房加代さん(たぶさかよ)さんプロフィール>
神戸市出身。尼崎在住。
短大卒業後、幼稚園教諭としてパドマ幼稚園※に勤務。
※現在は同敷地内に「應典院」という劇場を所有し運営している幼稚園
その後、財団法人兵庫県文化協会(現:公益財団法人兵庫県芸術文化協会)入社。
ピッコロシアター業務部非常勤職員を経て現職。
2003年には、兵庫県立芸術文化センター事業部に出向し、
劇場オープニング事業(主に演劇制作事務と落語会企画制作)を担当。
現在は、ピッコロシアターの演劇・落語・文化セミナーなどの企画・制作を担当している。

劇場とのご縁は幼少期

田房さんの現在の主なお仕事は、ピッコロシアターが主催する催し物の企画・制作事務などです。
仕事柄、毎月たくさんの舞台を観に劇場に足を運ぶ「舞台女史」で、
そのジャンルは多彩。落語、演劇、ミュージカルとあらゆるジャンルの舞台に精通している方です。

そんな田房さんの記憶にある最初の舞台は、
小学4年生頃に行った「東京バレエ団のくるみ割り人形」でした。
この時、劇場の方に「いらっしゃいませ」と迎え入れてもらった特別感は、
当時幼かった田房さんの胸に鮮明に刻まれ、以来、舞台・劇場に惹かれていったのでした。

人生の転機も結局は劇場につながって

最初に就職したのは、意外にも幼稚園の先生。
しかし、この毎日も、まさに女優の日々だったと田房さん。

いかに園児という観客を前に、自分でカリキュラムという脚本を書き、演出をし、みんなを飽きさせずに、パフォーマンスをするか。それがうまくいったときに、子どもたちの集中力が高まって、カリキュラムが上手く足し算になるということを実感したのでした。

幼稚園に勤めた4年間は、幼稚園の先生という役を演じる、脚本家であり、演出家であり、女優であったと振り返ります。

その後、現在のピッコロシアターに転職されるのですが、
務めていた幼稚園が、数年後(退職後)に敷地を拡張し、
“お寺は人の集う場所”として劇場(應典院)を設立。
劇場関係者からも「先生を辞めても應典院で働いていたかもね。“劇場”に縁ある人生ね。」と言われています。

劇場というキーワードに引き寄せられて

田房さんにとって、転機に見えることも、すべて劇場につながっている人生。
「大きな劇場の神様に包み込まれている人生のように思えるんです」と田房さん。

劇場の魅力は、日常からちょっと離れる。その空気に身を置くことの特別感。
だけど、お客さんが自由に楽しめる懐の広さ。
そして、一期一会の魅力、いい意味での現実逃避もあるのですね。

2013年より企画・実施されている「シアタースタート(初めての劇場体験)」(0歳~3歳とその保護者のための公演)は、前職(幼稚園教諭)の経験が下地となっており、転職も「転換」というより「足し算」「掛け算」になっている人生だと実感しているそう。

本当にその通りですね。

<ピッコロシアター公演あんない>

岩松了

●ピッコロシアター文化セミナー〈93〉
岩松了さんに聞く「日常に在る演劇」
2018年6月30日(土)15:00(開場14:30  終演16:30予定)
入場無料

ピッコロ劇団代表になって10年目となる岩松了。
その幅広い演劇活動のこれまでについて、現場の裏話、これからの展望、また、間近に上演が決まっているピッコロ劇団第61回公演「蒲団と達磨」(7/18~22 ピッコロシアター大ホール)の演出や稽古場風景についてもお話します。
■手話通訳&要約筆記付き

 

兵庫県立ピッコロ劇団第61回公演「蒲団と達磨」布団と達磨 2018年
7月18日(水)19:00
19日(木)14:00
20日(金)14:00/19:00
21日(土)14:00
22日(日)14:00
※開場は開演の30分前
〈全席指定〉
一般3500円
大学生・専門学校生2500円
高校生以下2000円

 

【田房加代さんからの“道しるべ”メッセージ】

色々な転機が巡ってきたり、思い通りのことが起こらなかったりしても、
目の前に巡ってきた出来事を120%フルスイング!
そうすると自分の得意なこともまた巡って来る。
苦手なことを回避したりせず、自分で自分を励ましながら、がんばりましょう!


幼児期のある瞬間をきっかけに、人生が紡がれていった田房さんの人生。
舞台女史として、劇場へ足を運ぶ喜びを一番知っている方なのだと感じました。

田房さん、ありがとうございました♪

【♪放送された音源はこちら♪】

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次回の『幸運(しあわせ)の道しるべ』は…
 7月8日(日)15:30〜
 (再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
次回もお楽しみに!

(文責:中村のりこ)