しあわせの道しるべ:第34回(7/8放送)大谷朋弘さん

2018/07/08

『しあわせの道しるべ』(30分番組)

第2日曜 15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)

誰にでもある人生のターニングポイント。
そのとき、何を感じ、どう選択していったのか。

フリーライター・コーディネーター 中村のりこが、
公私で出会う素敵な方々を毎月ゲストにお迎えして、
その方の人生の転機についてお話を伺っていく対談番組です。

大きな波を起こすものではないけれど、
ラジオを聞く人の心に、小さな道標ができる。
そんな番組をめざしています。

今回のゲストは・・・
医療法人禄士会 大谷歯科 箕面診療所
院長 大谷朋弘さん

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<大谷朋弘さん(おおたにともひろ)さんプロフィール>
大阪市出身。6歳から箕面で育つ。
箕面で小学校・中学校を過ごし、高校からは函館ラ・サール高校へ進学。
父と同じ歯科医師を目指すことを決め、大阪歯科大学へ入学。
その後、大阪大学大学院では口腔外科学を研究。
全国にも1000人ほどしかいない口腔外科専門医のひとり。

 

人生の転機となった全寮制高校への入学

天保山で歯科医院を開業していたお父様の背中を見て育った大谷先生。
弟さんもアメリカで歯科医師として活躍され、昨年帰国し、梅田で開業されている
歯科医師ファミリーです。

しかし、小さい頃から歯科医を目指していたわけではなく、
お父様からも医師を目指すようにいわれたことはありませんでした。

やんちゃだった中学までと違い、進んだ高校は函館の進学校。
しかも、全員男子!全寮制!
1学年350人のうち300人が寮生活というから、壮観ですね。

この進学が、大きな人生の転機となりました。
はじめて親元を離れ、その集団生活の中でひとり暮らしを始めるのです。
みんなが警戒し合う中で、どうすればうまくやっていけるのかなど、
社会性や協調性を身につけていったそうです。
自分とは違う家庭環境の人もいるんだと、はじめて世間を知りました。

キリスト教の学校だったため、宗教の先生には、多くの感銘を受けました。
「何が本当のしあわせか」などのテーマでも白熱した討議も行われていたそうです。

一冊の本との出会いで医学の道へ

進学を考える3年生になったとき。
ドイツ人・シュバイツァー博士の本に出会います。
人のために人生を捧げることにとても感動しました。

そして、父の元で長年働いてきてくれたスタッフさんのことが頭に浮かびました。
スタッフさんへの恩返しにも、この父の歯科医院を途絶えさせてはいけないと思ったのです。
父と同じ歯科医師を目指すことを決めた瞬間でした。

高校卒業後は、大阪歯科大学に入学。
父の助言もあり、手術や全身のことも専門とする口腔外科を目指すことに・・・。
大阪大学歯学部大学院に進み、口腔外科の道を探求する日々でした。

戻って来いとはひと言もいわなかったお父様。
お父様の体調が少し悪くなったとき、
「父と一緒に仕事をするのは今だ!」と、
大学院から診療所に戻ってくることを決めたのです。
現在では院長となり、
地域の歯科医として訪問診療も行っています。

毎日毎日のゴールの積み重ね

歯を作ることひとつにしても、一つの行程がきちんとできていなかったら、
すべてがおかしくなります。
毎日毎日ゴールがあって、次の患者さんが待っていて、時間がないときでも、
ひとつひとつ丁寧にすることを心がけています。

「年配の方が、最後まで自分の口で物を食べて、良かったなと思っていただくことも、僕のゴールです」
若い頃はいろいろな楽しみがあるけれど、年をとって最後に残るのは食べる楽しみ。
「食べたいけど食べられない」そんな思いをする人が少なくなるようにしたいと、日々思っている大谷先生。
「魔法の手は持っていませんが、患者さんの食べる楽しみがなくならないように、一緒にやって行ければいいと思っています」と話してくれました。

【大谷朋弘さんからの“道しるべ”メッセージ】

「毎日ぐっすり眠れるようにすること」
毎日何かを一生懸命やると、その日の夜はぐっすり眠れる。
逃げないで向き合って、耐えてぐっとがんばる。
そうすると、ぐっすり眠れます。
一生懸命やる気持ちが大事。一生懸命やると、その晩はぐっすり眠れるんです。
毎日毎日の積み重ねが、良いものにつながると思います。
毎日ぐっすり眠れるために、僕は毎日働いています(笑)。


今の積み重ねが未来へつながります。
今に集中して一生懸命生きたいですね。

大谷先生、ありがとうございました♪

 

【♪放送された音源はこちら♪】

02

次回の『幸運(しあわせ)の道しるべ』は…
 8月12日(日)15:30〜
 (再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
次回もお楽しみに!

(文責:中村のりこ)