まちのラジオ第2週 下町インスタントラーメンに特許は必須!?大阪大学知的基盤総合センター・加藤幹特任教授

2019/01/10

machiradio_190110-1加藤特任教授 / 桑江さん
箕面の主な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」。毎月第二木曜は、大阪大学社学連携事業。大学と社会のつながりをテーマに放送しています。
今回は大阪大学知的基盤総合センター特任教授・加藤幹(かとう・もとき)さんをお招きして、お話を伺いました。
(聞き手:大阪大学21世紀懐徳堂学生スタッフ 桑江良周さん)

 大学卒業後、特許庁等での勤務を経て、2018年より知的基盤総合センターに赴任した加藤さんは、知的財産法を専門とする研究者です。
番組の前半では、知的財産の考え方や、特許制度が社会にとって必要な理由とは何か?という疑問について教えていただきました。
最近放送されたドラマでは、下町の企業がロケットの部品を生産するというストーリーで、特許侵害が一つの要点となっていました。
現在放送中のNHKのドラマではインスタントラーメンの開発者が取り上げられていますが、その開発にも特許が大きく関わっています。
そもそも特許の歴史は古く、ヨーロッパでは14世紀のガリレオ・ガリレイの書簡に、すでに発明の保護を訴える内容が見られるといいます。
ともすれば「企業が利益を独占するための制度」と思われがちですが、「実は便利で豊かな社会を実現するために必要なもの」と加藤さん。
権利が守られることで発明への意欲が高まり、多様性と繁栄がもたらされる、それを裏付けているのが特許制度というわけです。

 番組の後半では、現代社会に生きる私たちが、商標権、著作権など、身近な知的財産権の考え方について知っておくべきことをお聞きしました。フリマアプリの使用や、SNSでの発信が普及した現在、知らないうちに商標権、著作権を侵害しないためにはどうすれば良いのか。
普通の人が簡単に情報をアップロードできるようになった今、正しい知識を身に付けることが求められています。