ふらっとちゃっと 中華悠久の都からやって来た、あの英雄と同じ名前の女子!?中国人留学生の任羽さん

2019/02/10

flat_190210-1(前列中央)任羽さん
大阪大学で環境を学ぶ学生がお送りしているラジオ番組「ふらっとちゃっと」。
大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。

■発掘!Osaka University
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
今回のゲストは、大阪大学大学院環境エネルギー工学専攻のこのかた。

「任羽(レン・ユ)と申します」

中国出身の任羽さん、故郷は西安のまち。
古くは長安と呼ばれ、始皇帝の時代から、歴代の帝国の首都として栄えました。
任羽さんのお名前は、三国志でおなじみの英雄・関羽から来ているといいます。
女の子なのに、ごついマッチョの名前?
「実は私がまだお腹にいるときに、両親がつけた名前なので」

大阪大学では現在、バイオプラスチックに応用できる微生物を研究している任羽さん。
実験データは、付きっきりで2時間ごとに測定しているそうで、ふらっとちゃっとのメンバーからは「うちは24時間ごとだけど、大変ですね!」と驚きの声が。
中国では、高校まで西安で暮らし、大学は北京へ。
先輩の影響で日本への留学を志し、名古屋工業大学への交換留学を経て、大阪大学へ。
「日本の大学では、学部の4年生からテーマを決めて研究しているのがすごいと思いました」
中国の大学では、4年生はまだ上級生の手伝いなどばかりだそうです。
中学・高校のクラブ活動もうらやましい、と任羽さん。
中国ではクラブ活動が盛んではなく、朝から晩まで授業と自主勉強。
修学旅行も無かったそうです。
その一方で、日本に来て困ったのは「冬が寒い」こと。
気温自体は大阪よりはるかに低いのですが、暖房が効いて部屋は暖か、というよりむしろ暑いくらい。
「室温30度くらいになります」
そんな環境に慣れた身には、日本の暖房が物足りず、部屋が寒く感じるそうです。
何か西安の名物は?
「四川料理が有名なんですが・・・」
紹介いただいたのは麻辣兎頭(マーラートゥートウ)という、ウサギの頭の丸焼き。
見せてもらった画像はかなりのインパクトで、一同絶句。
味は意外にいけるらしいですが・・・。
任羽さん、日本で行ってみたいところはありますか?
「熊本に行きたいですね」
実は任羽さん、ご当地キャラクターの「くまモン」が大好き。
中国でも人気で、帰国の際にはくまモングッズをお土産に買って帰るとか。
ちなみに、中国では「熊本熊」と呼ばれるそうです。
中国語の読み方を教えてもらって、和やかな日中交流のひとときになりました。flat_190210-2