絶好の晴天の下、タッキーたんけん隊は歩きます。
西南小学校の横を通って、国道171号に突き当たってから西へ少し。そこが2カ所目の目的地です。
障害者の自立支援を行う「箕面市立あかつき園・ワークセンターささゆり」という施設。
いくつかある建物のうち、本館の1階ロビーに入ると、利用者と職員のみなさんが出迎えてくれました。
ラジオの中継が来る!というので楽しみにされていたようです。
さっそく、お話を伺ったのは所長の東有希子さん。
まずはロビーに展示されている、色とりどりの小物が気になりますが・・・。
「さをり織りの小物など、こちらで製作したものを販売しています」
手提げ袋やTシャツ、ペンケースや眼鏡ケースなど、カラフルであたたかな手ざわりの小物の数々。たんけん隊の女子二名も、思わずテンション上がる!
機織りの要領で織っていくさをり織りは、手間がかかりますが、横糸の色合いを変えることで、世界に一つの作品が出来上がります。長く愛用するものや、プレゼントにもいいかもしれません。支援学校を卒業した人の居場所・働く場所として運営されている「あかつき園・ワークセンターささゆり」。利用者のうち、「生活介護」には40人が在籍し、介護を受けながらさをり織りなどの製作にも取り組んでいます。もう一つの「就労B」という部門では8人のかたが、作業をすることで報酬を受け取っています。
その作業とは・・・。
「こちらがその製品になります」
どの家庭でも必要なアイテム。
なんと、その全てがここで製造されているのでした!
作業ルームは、教室二つ分くらいのスペースに、大きな機械が2台。原シートのロールから引き出して、袋の底の部分を圧着し、袋のサイズにカット。10枚ごとにしおりをはさんでいきます。袋の上部の結ぶ部分は、別のプレス機で手動で型抜きし、ごみ袋が完成します。
できた袋を4つ折りにし、10枚ごとに一つの袋に入れる袋詰めの作業を経て、ようやく市民が受け取れるものになります。なお、この袋詰めの作業は、箕面市内の6つの事業所で分担して行われています。
「8月にごみ袋の引換はがきが各家庭に郵送されるので、それまでに数を揃えておく必要があります」
市内各地の取扱店に送るため、ここしばらくは忙しい時期とのことでした。敷地内の畑では農作物が栽培され、無人販売も行っているそうです。
また、瀬川保育園や西南小学校の子どもたちとの交流も行われており、利用者のみなさんにとっても楽しいひとときだとか。
8月の納涼祭では、盆踊りや屋台、大抽選会も行われ、地域のかたも多く訪れるということでした。園を後にし、たんけん隊は一路東へ。
西南小学校のそばの歩道を通ると、運動場では子どもたちが、色とりどりの傘を開いて、演技の練習をしています。
そうか、週末は運動会だね!
かわいらしい演技を横目にウォーキング、良き哉。