生後6カ月のママさんからのご質問「みのおママの学校~じょさんしカフェ」@デイライトタッキー

2016/01/14

 毎月第2木曜日11時放送「みのおママの学校~じょさんしカフェ」。子育てママを総合的にサポートする、日本でたったひとつのユニークな学校「みのおママの学校」がラジオを通して毎月子育てに関するさまざまな情報を発信しています。1月は!?
 12243231_734642933346500_75 こんにちは!みのおママの学校の谷口です。2016年1回目の放送でした。
今年もラジオをお聞きの子育てママに寄り添い、ほっこりできる番組にしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、年も明けてあっというまに1月中旬ですね。お正月はいつになく暖かい日もありましたが、ここ数日は気温も低く寒いですね。
今回はこの季節によくあるご質問にお答えします。

生後6カ月のママさんからのご質問です。

Q.母乳をあげているんですがインフルエンザにかかってしまいました。どうすればいいですか?

A.この時期、ママやお子さんがインフルエンザなどの感染症にかかってしまうことはよくありますよね。その場合でも授乳をやめる必要はないと言われています。授乳をためらったりするかたや母乳をあげることに抵抗があるかたも多いようです。
しかし、母乳中にウイルスが出ることや、搾った母乳を飲ませてうつったということもないと言われています。
また、ママの体の中にウイルスをやっつけようとする抗体が作られ、その抗体は母乳の中にも作られますので、抗体の入った母乳というクスリをしっかり飲ませるという意味でも授乳はしていただいてかまいません。
 ただ、インフルエンザはくしゃみや咳などによって空気中にウイルスが飛び散ってそれを吸い込むことでうつる飛沫感染という方法でうつります。授乳のときには手を石鹸できれいに洗うことや、マスクをして授乳するなどの感染を予防するための配慮が必要です。

 ママがインフルエンザのお薬を飲む場合でも母乳への移行があったとしても赤ちゃんへの影響は少ないといわれています。
吸入薬に関しては母乳への移行はほとんどないといわれています。基本的に母乳をお休みしていただきたいお薬は強い作用のあるお薬です。
癌のお薬、精神的なお薬、強いアレルギーのお薬、ピルなどのホルモン剤などです。ご心配な場合は出産された産院に問い合わせてみてはいかがでしょう。お薬の名前が分かれば教えてもらえるでしょう。

 ママの身体がしんどい時に起こりやすい乳腺炎にも注意が必要です。ママが高熱で授乳ができない場合もおっぱいを放っておくわけにはいきません。ぱんぱんに張ってしんどくなる場合は搾乳する必要がありますが、搾乳もなかなかしんどいので、それなら授乳して赤ちゃんに飲んでもらうほうが楽かもしれませんね。ご家族の協力のもと負担が少ないようにしましょう。ママは十分水分摂取して脱水にならないように、また胃に優しい消化のよいお食事をしましょう。

 ママや赤ちゃんだけでなく、インフルエンザの季節にはパパや上のお子さんなど、家族みんなで予防する必要があります。規則正しい生活や手洗いうがいの徹底、そしてスキンシップやいっぱい笑うことなどで免疫力アップ心がけましょう。

 まだまだ寒い日も続きますが、にこにこで元気に冬を乗り切りましょう!

みのおママの学校
■毎月第2木曜11時放送(再放送:当日の夜19時45分頃)