まちの情報を詰めこんでお届けしているモーニングタッキー! 第4木曜日は、箕面市在住の画家・谷上裕二さんに、 身近な生き物のお話をうかがっています。 今月は、“メジロ”のお話。
(撮影:谷上裕二さん) ウグイスが梅の花に来ることはあまりなく、 ウグイスとよく勘違いされているのが メジロという可愛らしい小鳥です。 というわけで、今日のお話しはメジロについてです。 このメジロという鳥は梅やツバキなどの花の蜜を好んで食べるのですが、 日本には花蜜食(花の蜜を餌とする)の鳥はこのメジロ、ヒヨドリと 小笠原にすむメグロの3種類しかいません。 日本は一年中花の絶えない熱帯地方と違い、 冬になると花がすくなくなるため花の蜜を吸うだけでは とうてい生きていけないからです。 なので日本に住むメジロ等の花蜜食の鳥たちは 他の餌も食べるようになり冬場をしのいできた考えられています。 メジロやヒヨドリは私が小さい頃 今から30年ほど前には街中で姿を見かけることは 殆どなかったと記憶しています。 街中にも緑を増やそうという現在、 ツバキ・サザンカ・梅・などを初めとする花を咲かせる樹木を 公園や街路樹、お庭などに植えることが多くなったお陰で メジロたちにとって安定した餌が食べられるようになり、 箕面だけでなく全国の街中で1年中その姿を 見ることができるようになりました。 もちろん街中で子育てもしていますよ。 街でメジロを見かけたら、 そういうことも思い出してみてはいかがでしょうか。 余談ですが、メジロは甘いものが大好きなので、 冬の餌の少ない時期、庭先などに輪切りにしたミカンなどを 置いてあげるとペアですぐにやってきて その可愛らしい姿を見せてくれることでしょう。
谷上さんのホームページ→http://www.eonet.ne.jp/~bluerobin
■モーニングタッキー 2/24(木)午前10時50分〜放送
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2011年02月24日(木)
No.2640
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