土曜日の午前11時~12時、メイプルホールロビーから
公開生放送している「みのたんらじお」(箕面市提供)
箕面市内で週末に行われる催しの情報や、ゲストをお招きしてお話を伺う1時間です。
この日は東日本大震災からちょうど6年が経過した日という事で
被災地へ復興支援活動をされた2組のゲストをお迎えしました。
一組目は、箕面市の被災地派遣職員として、支援業務をされた
みどりまちづくり部公園緑地室長の西山央さんと濱口浩平さんをお迎えしました。
西山さんは平成24年の8月から26年の3月まで、
福島県大槌町で業務をされており、業務内容としては区画整理事業で
派遣された当時は被災者へのまちづくりへの希望聞き取りが主だったそうです。
濵口さんが派遣された平成27年の4月には、西山さんが聞き取った要望が盛り込まれた
区画整理された街が動き出しています。
ただ、お二人から実際の街の復興についてお聞きすると、
大槌町は高齢者が多く、皆さん生まれ育った大槌町で暮らしたい気持ちと
避難された便利な土地で生活し続ける事の狭間で葛藤されている方が多いそうです。
復興は進んではいるが、その時その時の問題や課題は出てきています。
何年経っても、被災地を見守り続けることは大切な事でしょう。
お二人が考える防災力とは、「近所付き合いや地域のつながり」なんですって。
二組目は大阪大学災害ボランティアサークルすずらんから
2回生の山田湧也さんと1回生の明石大輝さんをお迎えしました。
すずらんは、東日本大震災が発災した直後に有志の学生でつくられたサークルで、
大阪大学だけでなく他大学の学生も含めて20名程で活動されています。
現在の主な活動としては被災地を訪問したり、小学生や高校生を中心に防災授業をされています。
サークルに入ったきっかけは、山田さんは「学生のうちに余裕をもってボランティアに関わっておきたかった」。
明石さんは「将来意志を目指していて将来の為にもボランティアを経験しておきたかった」そうです。
お二人が考える防災力とは、「世代間の交流により情報を共有すること」。
実際に被災地で支援された経験から被災者の声を聞いて感じたそうです。
みのたんらじおスタッフにとっても
東日本大震災から、6年が経過した今
今一度、震災と防災について深く考える良い機会となりました。
■毎週(土)午前11時放送(「箕面コレ一番!」のみ翌木曜日午前8時20分から再放送)