東條未英さんをスタジオにお招きして
季節の話題などをお届けする「歳時記つれづれ」。
今日はお客様をお迎えしました。
俳人・下町プロデューサーの木割大雄(きわり だいゆう)さんです。
木割さんは以前、「歳時記つれづれ」に毎月来てくださっていました。
今日は久々の登場です。
さまざまな方面でご活躍の木割さんが、最近力を入れておられるのは、
全国の小中学校を周り、子どもたちに俳句だけではなく、言葉や命についてお話しされること。
最近、ある中学校でおせち料理を知らないという学生と出会い、衝撃を受けたと話す木割さん。
それは「お正月に食べたものについて俳句を作りましょう」という課題を出したときのことでした。
おせち料理を知らないということをつきつめると、お正月が特別ではなく、
365日の他の日とさして変わらない日になってしまったということ。
木割さんはそのことを「最近の若い子は」とは思わないそうです。
本質的なな部分では昔の子どもも今の子どもも変わらない。
ただ、環境が大きく変わっていることが原因なのだとのこと。
また、最近の子どもたちは無駄話をして過ごす時間が少ないようで、
言葉の使い方がうまいお子さんと苦手なお子さんの差が激しくなったと感じるそうです。
木割さんが子どもたちに特に力をいれて伝えるのは「さようなら」や「いただきます」といった言葉の意味。
丁寧に伝えると子どもたちにもまっすぐに届くようです。
木割さんのお話しはとても1回のご出演ではお伝えしきれません。
また改めてお越しいただくことになりそうですよ。
どうぞお楽しみに。
文責:千波留
(■デイライトタッキー「歳時記つれづれ」毎週水曜日午前11時30分~
再放送 当日午後8時10分〜)