まちのラジオ第2週 漫画でラップでRide On!「超ひも理論」で私を10次元に連れてって!?大阪大学大学院理学研究科・橋本幸士教授

2017/05/11

handai-1(前列左から2人目)橋本幸士さん
箕面の主な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」。毎月第二木曜は、大阪大学社学連携事業。大学と社会のつながりをテーマに放送しています。
今回はゲストに大阪大学大学院理学研究科物理学専攻・橋本幸士(はしもと・こうじ)教授をお迎えして、物理学の最先端の理論である「超ひも理論」について伺いました。

「高校の物理の先生がとても面白いかたで、その影響で私も物理学を研究することになりました」と橋本さん。
現在取り組んでいるのは、物質の根源となる素粒子、その成り立ちを解明する「超ひも理論」です。もともとはノーベル物理学賞の南部陽一郎博士らが提唱したもので、重力の仕組みなど、まだ解明されていない物理学上の謎が、この理論ですべて説明できると言われています。
「超ひも理論」は説明するには10次元の数式が必要なため、この理論は異次元の存在を予言しているとも言えます。
「とてもロマンを感じます。ほれ込んでいますね」
そんな風に「超ひも理論」への思いを語る橋本さん。研究室には天井から床までの大きな黒板があり、思いついたアイデアをどんどん書き留めていくといいます。いつかその黒板に、世界を震撼させる理論が姿を現すかもしれません。
ちなみに「超ひも理論」の研究者は世界で1000人ほどだそうで、これはパンダの総数とほぼ同じだとか。
「パンダと同様、私たち研究者も保護が必要なんです(笑)」

■「超ひも理論」を、書籍で漫画でラップでRide On!?
「最先端の素粒子物理学理論」…文字づらを見ただけで超難しそうですね。
そんな「超ひも理論」を、橋本さんは一般向けにわかりやすい本にまとめました。

「超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義」(講談社)

女子高生の娘に、天才物理学者の父親(関西人)が「超ひも理論」をわかりやすく教えるという内容で、どうやら天才物理学者の父親(関西人)というのは橋本さん本人がモデルのようです。
612ihntcrGLこの本は、大阪大学出版会によってコミカライズ(漫画化)もされています。漫画を担当した門田英子さんは物理の博士号を持っており、理論を理解した上でわかりやすい絵に表せる、願ってもない人物でした。
この話が持ち込まれた時の、橋本さんの感想は…

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

この漫画の販促用動画が、youtubeにUPされています。
『マンガ超ひも理論をパパに習ってみた 』PV (曲名:RIDE ON 超STRING!!)

軽快なラップ調の歌詞とポップな音楽。
作曲を担当したのは、大阪大学の音楽制作サークル ラムレーズンのみなさんです。
歌詞のラップ調の部分はもともと橋本さんが作ったもので、専門用語が羅列されていますが、これをそのまま曲に取り入れたのがポイント。韻を踏んだ歌詞など、工夫も随所に見られ、高い完成度となっています。
フォトン、グルーオン、グラビトン…♪
「曲を聴いた子どもが、後でこの部分を口ずさんでいました。音楽の力って、すごいですね!」
橋本さんもこのように大絶賛。
みなさんもぜひ、この曲を聴きながら10次元へ…Let’s Ride On!!