究極の音を求めて40年!ついにたどり着いた夢のアイテム・・・音響機器のプロ・永田良二さん@エール・マガジン

2017/06/03

ガンバッテイルみなさんを応援する土曜日の「エール・マガジン」(午後2時15分on air)。
6月3日(土曜日)は、音響機器のプロフェッショナル・永田良二(ながた・りょうじ)さんをお招きしてお送りしました。
永田さんが開発したのは、スピーカーの音質を劇的に改善する夢のアイテム。それは一体…?
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「40年間、音の道一筋に生きてきました」と永田さん。
小学生の頃、バイオリンを習い始めたのが「音」に興味を持つきっかけでした。
その対象はやがて、スピーカーに移っていきます。
「隣に住んでいた人がオーディオマニアで、聴かせてもらった『ローハイド』が印象的だったんです」
ハーッ!ハーッ!
ムチの音、ピシーッ!
機材がいいと、こんな風に聴こえるのか…永田少年の胸は躍るのでした。
中学生時代には、スピーカーを自作するなど、オーディオマニアの道を順調に(?)歩んだ永田さん。いよいよ社会へ飛び出そうとしますが、当時は就職難の時代で、なかなかすんなりと決まらずにいました。
そんなとき、友人が一言。
「それなら自分で会社を興せば?」
一念発起。
大学の仲間3人で音響専門の会社を立ち上げ、各地の放送局を回りながら営業。
地道に信頼を積み上げてきました。

永田さんは、かねてよりスピーカーの「置き方」に疑問を感じていました。
よく見かけるのは、コンクリートのブロックを床に置き、その上にスピーカーを乗せるというもの。
ですが、振動が伝わってブロックそのものからも音が出てしまうため、純粋な原音にはならないのでした。
「それなら、スピーカーを吊ってしまえば良いのでは?」
その着想から、短いワイヤーでスピーカー筐体を浮かすアイテムが開発されました。
効果は抜群!
特許の申請も行いましたが、意外にも却下の通達が。
すでに世の中にある技術で、革新性が認められないというのがその理由でした。
永田さんはくじけず、アイテムを抱えて特許庁に乗り込み、審査官の目の前で実験を行います。
アイテム、あるときー!
ないとき・・・。
目を見張った審査官は、こうつぶやきます。
「これは・・・従来のスピーカーの認識を、180度変えるものだ!」
結果的に特許も認められ、製品として世に出すことができました。

「これをピアノにも応用できないか」と新たな試作も。
ただ、ピアノを吊って浮かした状態になるため、演奏すると揺れてしまいます。
課題はありますが、演奏者からは
「和音が、ハイビジョンのように出る!」
こんな感動の言葉も。
ゆくゆくは、スタインウェイやヤマハなど世界的なピアノに採用され、国際コンクールで使われるようになれば・・・。
永田さんの夢は、ふくらむ一方のようでした。