寒くなってきたこの時期、赤ちゃんに何を着せたらいい?@デイライトタッキー「みのおママの学校~じょさんしカフェ」

2016/12/08

 毎月第2木曜日11時放送「みのおママの学校~じょさんしカフェ」。子育てママを総合的にサポートする、日本でたったひとつのユニークな学校「みのおママの学校」がラジオを通して毎月子育てに関するさまざまな情報を発信しています。
12月もママさんからのご質問がいっぱい!谷口陽子さんに答えていただきました。
mama12
こんにちは!みのおママの学校の谷口です。今年も残すところあとわずか。
イベントも多く、何かと忙しい師走ですが体調に気をつけてお過ごしくださいね!

今月のご質問です♪
Q.生後5カ月です。ずいぶん寒くなってきたこの時期、何を着せたらいいか悩みます。
具体的に教えてください。(しいちゃんママ)

A.朝晩が冷え込みがきつく、日中はまだぽかぽか陽気の日もありますし、大人でも服選びは難しいかもしれませんね。
赤ちゃんは大人と違ってまだ体温調節が未熟なので、その日の気温や天候に合わせて着る物を調節する必要がありますよね。
赤ちゃんって何枚も重ね着しているイメージですが、一つの目安として、新生児は大人より一枚多め、それ以降は大人と同じか一枚少なめでいいと言われています。
赤ちゃんは自分で服を着たり暖房をつけたりできないので、熱エネルギーを作り出す褐色脂肪細胞が大人より多くあって私たちが思っているほど寒がりではないですよ。
ママは寒くても赤ちゃんはすごく汗をかいていることもありますので、冬でもまめにチェックしてあげてください。

手足が冷たいことがよくあり、家にいるときに靴下や手袋などはいりますか?ときかれることも多いです。
手足は冷たくてもお腹や背中に手を入れて、あたたかいようなら心配いらないでしょう。
赤ちゃんは賢くて、体温調節が未熟な分、手足の末梢血管を収縮させて、熱を奪われるのを防ぎ、熱が必要な体の中心に集めて体温を保ったり調節をしているんです。
とくに室内にいるときは、靴下はなくても構いません。ただ、気になる場合はレッグウォーマなどがあると便利ですね。

具体的には何を着せたら?というご質問でしたので、お答えすると、
汗を吸い取る肌着は着せてもらいたいので短肌着+長肌着+ツーウェイオール(ドレスオールとカバーオールの2通りできる)またはカバーオールと呼ばれるようなベビー服。
お座りができるようになる、はいはいし始めて活動が活発になる時期からは、かぶりの肌着や股の部分がスナップになっているようなタイプの肌着もあるので、そういった肌着+長袖Tシャツやトレーナー+ズボンやスパッツ、気候や室温をみながらカーディガンやベストなどで調節するとよいでしょう。

外はかなり寒いので、出かけるときはアウターや靴下、帽子など防寒着が必要ですね。
デパートなど商業施設の中はずいぶん暖かく、室内と室外の寒暖差が激しいのでアウターを脱がせたり、ベストなど脱ぎ着がしやすいアイテムがあると便利ですね。

Q.妊娠6カ月です。最近腰痛がでてきました。
妊娠中に腰痛が起こりやすいとは聞いていましたがどうしておこるのですか?(たまちゃん)

A.早い時期から、お産にむけて身体は準備が始まっています。
妊娠初期からリラキシンとからいうホルモンが増え始め、お産にむけて骨盤をひろげたり、関節を緩ませたりしています。
それによって、腰に負担がかかり腰痛を起こすことがあります。
緩んだ骨盤をサポートし体を支えるために腰の筋肉がめっちゃ頑張ってるイメージでしょうか。

妊娠前から腰痛持ちのかたや姿勢が悪いかたなどは、早くから腰痛を起こしやすいかもしれません。
生活習慣による身体の歪みが影響しているかたもいます。

あと大切なのは妊娠中の姿勢です。妊娠中は腰をそらせてガニ股になりがちで、後ろ姿で「妊婦さんだ」って分かるかたもいます。
お腹の赤ちゃんも育って、どんどん子宮も大きくなりますので、お腹が前に大きく出てきてバランスをとるために姿勢が悪くなることがあります。
(重心の位置が変わる→腰がソル、お腹の内圧が下がる、腰部の安定性が失われる)

マイナートラブルといって、妊娠中に起こりやすい不快な症状のひとつの腰痛としてお話ししていますが、もともとの姿勢や生活習慣による腰痛があります。
また痛みが強い場合や長引く場合は何か病的な腰痛の場合もあるので、健診などで医師に相談してみてください。

リラキシンというホルモンによる腰痛はある程度仕方ない部分もありますし個人差もあります。
リラキシンの影響で腰痛が起こるのは姿勢が悪い人や腰の筋肉が弱い人が多いといわれています。

姿勢に関して言えば、お腹が大きくなって前にせり出す、重心が後ろにくることでそり腰になります。
ちなみにそり腰はお産の時もよくないです。赤ちゃんは骨盤内を通って生まれてくるので、赤ちゃんが降りにくいのです。

できるだけ重心が真ん中にくるように姿勢を意識してみるといいと思います。
例えばヒールが高い靴などは重心が安定しませんよね?骨盤の安定性が失われやすくなる、腰の負担が大きくなります。
転んでも危ないので妊娠中は高いヒールはそういう理由もありお勧めしません。

また腰痛対策として、マタニティヨガやマタニティスイミングなどで姿勢を整えたり、筋力をつけたりする方法もありますよ。やはり運動は必要ですね。
腰痛対策はまだまだ細かくお話できるので、またの機会で詳しくお話したいと思います。

みのおママの学校~じょさんしカフェ 毎月第2木曜11時放送(再放送:当日の夜19時45分頃)