ガンバッテイルみなさんを応援する土曜日の「エール・マガジン」(午後2時15分on air)。
7月1日(土曜日)は、格闘家の谷川聖哉(たにがわ・せいや)さんをお招きしてお送りしました。
重量級!
180センチ、95キログラム。厚い胸、盛り上がった肩、Tシャツの袖がピッチリ貼りついた上腕、ボリューミーな太ももにゴツゴツしたふくらはぎ。
じっとしていても、格闘家の肉体が迫力のオーラを発散しています。
子どもの頃から体が大きかったという谷川さんは、埼玉県出身。
格闘技の大会「K-1」に憧れ、近所の空手道場に入門します。
高校卒業後は「空手の盛んな関西に行くと決めていました」。
大阪で、プロの格闘家としての日々が始まりました。
谷川さんの持ち味は、スピード。
子どもの頃から軽量級の選手に交じって練習してきたため、ヘビー級が相手なら、素早い動きで優位に立つことができます。
その分、体格の大きい海外の選手と対戦するときは、パワーで圧倒されることも。
2メートル近い、体重130キロの選手との試合では
「壁が向かってくる感じでした」
それはものすごいプレッシャー。スタミナも余計に消耗します。
相手が軽く放ったジャブが、ガードをすり抜ける。
次の瞬間、丸太で突かれたような衝撃が!
世界をめざす谷川さんは、これからこんな危険な相手と戦っていかなければなりません。
そんな谷川さんが憧れるのは、武蔵選手。
デカい相手をなぎ倒していく姿、自分もそんな格闘家になりたい…!
先日デビューしたキックボクシングの試合「ホーストカップ」で、ブラジルの選手と対戦した谷川さん。
計量のとき、相手が服を脱いだ瞬間、どよめきが。
すげえ体・・・!
リングで対峙すると、見上げるような大きさで、手足も長い。
第1ラウンド、さっそく谷川選手はパンチをもらってしまいますが…
「これなら、やれる」
小さいころから、空手で鍛え抜いたパンチとキック。
その破壊力は、伊達ではありませんでした。
明らかに、谷川選手の攻撃を嫌がり始めた相手選手。
その顔面に、狙いすました胴回し回転蹴りが炸裂!
「もともと『空手っぽい技で倒せ!』と言われてたので」
倒れこそしなかったものの、ぐらついた相手選手。
以降、クリンチ(抱きつき)に逃げる場面が多くなり、ついにイエローカードまで出されてしまいます。
試合は結局、文句なしの判定勝利。
谷川選手、キックボクシングの初陣を見事に飾りました!
「倒しきれなかったのが残念ですね」
あくまで反省する谷川さん。
プロだから、ただ勝つだけではなく、しっかり見せ場を作らなければ…と、より高いレベルを見据えています。
谷川さん、格闘家としてのこれからの夢は?
「ラスベガスで試合することです」
ショービジネスの本場で、日本人でもこれだけやれるということを見せつけたい。
5年後までに実現させたいです、と谷川さん。
自分で空手道場を立ち上げ、子どもたちに指導もしていますが、その子どもたちは
「うちの先生は世界一つよい!」と家族に話したりしているそうです。
そんな可愛い弟子たちのためにも、負けられない!
若きチャレンジャー・谷川選手、栄光へと続くその道は、まだ始まったばかりです…!
谷川「本当ですか?じゃあ・・・」
和気「いや、ちょっと!ちょっと待って!」