6000本のろうそくが滝道を彩る「みのおキャンドルロード」。
その開催に合わせて、「ゆずるの足湯」前ふれあい広場からお送りしたタッキー816の公開生放送「タッキーキャンドルナイト」。
午後7時50分、まさに宴もたけなわという感じの時刻、満を持して登場していただきました。
「ギタリスト・山田恵範さん、そしてアルパ奏者・増永雅子さんです!」タッキーの番組では「山田恵範のミュージックライド」(日曜午後4時~5時、再放送翌月曜午後9時)でもおなじみ、箕面在住の夫婦デュオ。開局20周年イベントにもご出演いただくなど、タッキーとは何かと縁の深いお二人です。
「アルパ」は南米パラグアイなどで演奏されているハープのこと。
増永雅子さんはかつて全日本アルパコンクールで優勝し、現在は日本屈指のアルパ奏者として活動しています。
今回は箕面の滝にちなんで「カスカーダ(滝)」といった曲や「エストレリータ(星)」など、夜のライブにふさわしい選曲。
華麗で繊細な弦の調べ、輝くようなその音色に、道行く人が次々と足を止めて聴き入ります。
あれ、何の楽器?
ハープだ、素敵・・・!
そんな会話も聴こえてきます。
アルパの音を支えるのは、山田さんのギター。
指が生きもののように、フレットの間をめまぐるしく動きまわります。
まるで会話するように、音を響かせ合う二つの弦楽器。
さすがというべきか、呼吸はぴったりです。演奏の合間には、パーソナリティー・井上なおこによるアルパ体験も。
「えー、私こんなの初めてです!」
恐る恐る、アルパを抱えて、弾き方を教えてもらいます。
白い弦に交じって、赤い弦は「ド」の音、青いのは「ソ」。
そうめんみたい!?
井上なおこ、慣れない手つきながら、「きらきら星」の演奏に挑戦します。
ド、ド、ソ、ソ、ラ、ラ、ソ・・・
「やった、できた!」
大喜びです。
手を触れるどころか、目にする機会も少ない、貴重な楽器。
弾かせてもらって良かったですね!ライブはこのあと、増永さんのオリジナル曲や、ラテンの名曲「コーヒールンバ」、そしてアンコールの「コンドルは飛んでいく」まで、熱狂のうちにフィナーレを迎えました。
なんて素敵な、夜のひととき。山田さん、増永さん、ありがとうございました!この日、最後のゲストはこのかた。
「箕面の森の音楽会から、実行委員長の鈴木真紀さんです!」
鈴木さんは「Presence of Mind」というバンドのボーカルを担当しています。
2007年、第3回箕面芸術祭バンドコンテストでグランプリを獲得。
2010年には箕面まつり25周年イベント「みのおサンセットライブ」に出演し、箕面市特命大使「箕面の森の守りびと大使」に任命されました。
そんな鈴木さんと「箕面の森の音楽会」との関わりは、2007年に昆虫館前で行われたライブへの出演がきっかけでした。
その時に鈴木さんが歌った「箕面の森の守りびと」という歌に感動したかたが、山麓保全活動と音楽のコラボをやらないか?と持ちかけたことから、1年後に第1回の「箕面の森の音楽会」が実現することになりました。
会場は、滝道沿いの瀧安寺前広場。
周囲をぐるりと山と緑に囲まれ、川のせせらぎと鳥のさえずりが聞こえる中、涼しい風が吹き渡ります。
出演したアーティストたちは「こんな気持ちのいい場所で演奏できて嬉しい」と口を揃えるといいます。
鈴木さんの役割は、出演者探し。「クオリティを落としたくない」というこだわりから、いつも苦労しながら探しているそうです。
来年は10周年となるこの音楽会、ぜひこれからも、箕面の森に美しい音楽を響かせていきたい…と抱負を語っていただきました。
■第21回 箕面の森の音楽会
日時:8月26日(土曜日)午後4時30分~8時
場所:箕面公園瀧安寺前広場
料金:無料
<出演>さかねつよし、ウートートー、シャナヒー&藤木信希、桶ストラオーケストラ ほか
2時間に渡ってお送りした「タッキーキャンドルナイト」。
この他、瀧安寺前広場のようすも電話中継でお伝えしました。
さまざまなゲストのお話や、素敵なライブもあって、2時間はあっという間。
多くのお客さんに見守っていただき、心地よいひとときとなりました。
エンディングのこの言葉が、この番組を言い表していたのではないでしょうか。