ドナルド・マクドナルド・ハウス おおさか・すいた ハウスマネージャー 前納美奈子さん@植田洋子とTea For Two

2017/09/06

DSCF5235-2ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、ドナルド・マクドナルド・ハウス おおさか・すいた ハウスマネージャー 前納美奈子さんをお迎えしました。

現在、国立循環器病研究センターの移転に伴って、共に移転が決まったおおさか・すいたハウスの移転費用寄付を募っています。
今回はドナルド・マクドナルド・ハウスの成り立ちや役割など、様々なお話をお聞きしました。

ドナルド・マクドナルド・ハウスとは、重い病気を持った子どもたちと家族をサポートするグローバルチャリティーハウス。
家から遠く離れた病院に入院しているお子さんの治療に付き添う家族のための滞在施設です。
1974年にアメリカのフィラデルフィアで始まり、それ以来、全世界に広がり、日本には現在12カ所のハウスが開設されています。
おおさか・すいたハウスは国立循環器病研究センターから歩いて3、4分ほどの場所にあります。

国立循環器病研究センターには全国から治療に来ている子どもたちがいます。
子どもたちに付き添う家族たちの問題となるのが宿泊する場所です。
ホテルに泊まるのも高額だし、病院の近くにホテルがあるとも限りません。
不安を抱えた子どもたちや家族のため、1人1泊1000円で泊まれる病院の近くの宿泊施設、それがドナルド・マクドナルド・ハウスです。
「家族がいつでもそばにいる」ということで、子どもたちも安心して治療に専念することが出来ます。

ハウスマネージャーの前納さんのお仕事は言ってしまえば「何でも屋さん」。色々なお仕事をされているそうです。
その他アシスタントマネージャーやボランティアの方々が共に一つのチームとしてハウスを支えているのだとか。
おおさか・すいたハウスは吹田や豊中、箕面の地域のボランティア、およそ150名の方々が応援してくださっているのだそうです。

そんなドナルド・マクドナルド・ハウス おおさか・すいたの移転が決まりました。
というのも国立循環器病研究センターが吹田、摂津両市にまたがる北大阪健康医療都市に移転することが決まったのです。
ハウスは病院の近くになければ意味がありません。
しかしハウスは寄付で運営されているため、移転費用が課題でした。
寄付を募り、現在当初の目標だった2億円のうち、およそ1億8000円が集まりました。

2019年7月の開設を予定し、来年の3月末までには寄付額を達成する必要がありますが、あと少しというところで伸び悩んでいるそうです。
9月4日現在の寄付額は「1億8千5百31万9千898円」でした。
目標金額を達成するため、多くのみなさんにご協力いただきたいと前納さんは語りました。

普段はセキュリティの関係で家族の方やボランティアしか入れませんが、10月28日に一般公開日があります。
お昼の12時から午後5時までドナルドショーやワークショップなど、色々なイベントが行われます。
ボランティアとして一緒に手伝ってくれる方も年中募集されているそうです。

病気の子どもたち、そしてその子どもたちを支える家族のためにも、移転費用が目標金額に達するよう、みなさんのご協力をお願いいたします。

ドナルド・マクドナルド・ハウス おおさか・すいた ハウスマネージャー 前納美奈子さんに選曲いただいた音楽も織り交ぜてお届けしました。 
  
■9/6(水)午後3時放送(再放送は9/6(水)午後9時、9/10(日)午後5時)