『幸運(しあわせ)の道しるべ』(30分番組)
毎月第1日曜 15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
誰にでもある人生のターニングポイント。
そのとき、何を感じ、どう選択していったのか。
フリーライター・コーディネーター なかむらのり子が、
公私で出会う素敵な方々を毎月ゲストにお迎えして、
その方の人生の転機についてお話を伺っていく対談番組です。
大きな波を起こすものではないけれど、
ラジオを聞く人の心に、小さな道標ができる。
そんな番組をめざしています。
初の海外収録となった今回のゲストは・・・
ジャングルジム・アドベンチャー代表 ジム・デイビスさん
<ジム・デイビスさんプロフィール>
サイパン在住17年。カリフォルニア出身のアメリカ人。
20歳のときに、宣教師として来日。その後、日本に永住するつもりで働いているときに、サイパンでのダイビングショップを手伝う話があり、2週間だけ滞在のつもりが17年に。サイパンでは、日本のマスコミ向けの撮影コーディネーションの仕事に尽力。
ついに天職と呼べる現職に行き着く。
子どもの頃からダイビングが好きで、サイパンの海の素晴らしさを人に伝え、喜んでもらいたいとの思いで、現在のガイド業をスタート。2017年にはグアム、東京にもオフィスをオープン。
●ジャングルジム・アドベンチャー(サイパン・グアム)代表
http://www.junglejimsaipan.com/
番組初の海外収録はサイパンにて。
1年中、気温26℃前後を維持するサイパンの太陽の下、ジムさんと初めて会ったとき、潮の香りがしました。
それもそのはず、朝から海のツアーに行ってきたとのこと。
海から上がってきたばかりのツアーコーディネーターのジム・デイビスさんを向かえて、Pacific Islands Clubにて収録。サイパンならではの始まりでした。
ひとつめの大きなターニングポイントは、20歳のときの来日。
モルモン教の宣教師として2年間来日し、日本が大好きになったジムさんは、永住を決意。一旦、アメリカに帰国した後、再度来日しなおして、名古屋の高校に23歳の学生として入学しました。
その後、名古屋で働いていたときに、趣味だったダイビングが、ジムさんの後の人生を変えていきます。名古屋のダイビングショップのオーナーから、サイパンのショップを手伝いに行って欲しいと言われ、2週間だけのつもりが17年に!
ジムさんがサイパンに来た当時は、日本のテレビ番組や映画の撮影が頻繁にあり、日英バイリンガルのジムさんは、撮影コーディネーターとしてひっぱりだこ。日本人の裁判、連邦警察の通訳などにも多忙で、仕事に追われる日々でした。
しかし、これはジムさんの本来の人生ではなかったのです。
「違う犬のしっぽを追いかけてしまった」というジムさん。
自分が何をしにサイパンに来たのか、忘れてしまっていたと振り返ります。
その後、日本からの仕事も減り、10年ほど苦労したジムさんは、サイパンをあきらめ、日本に3カ月戻りました。そして、再度サイパンに戻ってきたところ、友達に声をかけられたのです。
「ジム、なぜガイドしていないの?お客さんが待ってるよ」
お客さんは、型にはめられたツアーではなく、自由に時間を組み立てられるツアーガイドを探していたのでした。
そこで、ジムさんはツアー会社を起業します。
「海が好き、自然が好き、サイパンが好き、人を喜ばせるのが好き。」
自分の天職は、目の前にあったことにやっと気がついたのでした。
天職・ツアーコーディネーションの仕事は、ジムさん自身の生きがいでもあります。
12歳の頃、初めてダイビングに出会って、ジムさん自身がワクワクした気持を、みんなに感じて欲しい。サイパンの美しい海で、海や山、星空の美しさを体験してほしい。ジムさんの気持ちが溢れるツアーは、年齢・性別に関係なく、大変人気です。
イチオシの「いきあたりばったりツアー」は、小さな子どもたちやおじいちゃん、おばあちゃんなど、そのお客さんの希望やグループ構成に合わせたカスタムメイドのツアー。数日間という貴重な滞在時間を最大限に楽しめるものにしてくれると好評で、みんな笑顔になって帰って行きます。
80歳のおばあちゃんも初めてのシュノーケリング体験をされて、最高の笑顔を見せてくれたこともありました。
「もう最高だよね。この仕事自体が自分の生きがいだね」
天職を得たジムさんの笑顔も最高です。
4月からグアム・オフィスもスタートで、ますます広がるジャングルジム・アドベンチャー。沖縄、江ノ島、そして、カリフォルニアでのキャンピングカー・ツアーなどもプランしたいと、目標は世界に広がっています。
ジムさんに出会うことで、人生のターニングポイントを迎える人が出てくるかも知れませんね。
【ジム・デイビスさんからの“道しるべ”メッセージ】
これからどうしようか、どんな仕事をしようか迷うときには、
一番もうかる仕事じゃなくて、
両親がやるべきだと思っている仕事とかじゃなくて、
自分がやってて、楽しくて生きがいのある仕事をやるべきだなぁ・・・と思うんですよ。
他の人から見てこうするべきと言う仕事じゃなくて、
自分が若いときに一番好きなこととか、自分がやっていて幸せなことをね♪
ジムさん自身の体験から来る言葉は、説得力がありますね。
ジムさん、ありがとうございました♪
次回の『幸運(しあわせ)の道しるべ』は…
12月3日(日)15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
次回もお楽しみに!
<放送の聴き方>
■ラジオで聴く(FM81.6MHz)
■PCで聴く http://fm.minoh.net/(地球儀マークをクリック!)
■アプリで聴く
無料アプリ「TuneIn Radio」をダウンロード
→「ローカルラジオ局」→「みのおエフエム」
(文責:なかむらのり子)