
あなたの声を「ロック・オン(録音)!」
“Lock On! Your Voice”
タッキーBOX金曜日、胸もときめくほのぼのコーナー。
その名も「ロックオン!ユアボイス」
箕面のあちこちで出会った人の声を「ロックオン=録音」して、ラジオでみんなにご紹介!
でもいきなりマイクを向けたら、やっぱりちょっとしゃべりにくい?
そこで、毎月テーマを決めて、その質問に答えてもらい、
そこからいろいろ聞き出してくYO!
【11月のロックオンテーマ】

大阪大学の文化祭、その名も高き「まちかね祭」。
バンド演奏、アカペラグループ、屋台の呼び込みの大声。
喧しいそのキャンパスの中、静かな一角ありました。
机の上には本が置かれて、のんびりくつろぐブックカフェ。
「私たち、待兼山文學会です」
喧噪逃れて来た人が、ほっと一息落ち着くスペース。
ふだんは読書会などを開催してるということで、訪ねてみることにしました。
「まちかね祭」でのブックカフェ「純喫茶二葉亭」大阪大学総合図書館、その一室に集うのは、13人の大学生。
今回のテーマは堀辰雄の『死の素描』という作品。
入院患者の主人公が、こっそり書いた手紙には、今は会えない恋人への思いがつづられていました。
おそらく作者の闘病体験、色濃く反映されています。
十数ページの短編ながら、多様な解釈ができるため、それを巡って議論も白熱。インターネットで読めるので、多くの人はスマホを見ながら、今どきのスタイルの読書会です。
「恋人は実在するのか?」
「タイトルが表す意味は?」
予定の2時間、あっという間。
文学愛する青年たちの、そこには思いが溢れていました。

終わった後でお時間いただき、二人のかたにインタビュー。
「外国語学部3年の和田です」
…今読んでいる本はありますか?
「徳富蘆花の不如帰(ほととぎす)です」
明治時代のストーリー、軍人と結婚した女性が、姑にいびられ、結核にかかり、「女に生まれなきゃ良かった」の名文句で有名だとか。
他に好きなのは三島由紀夫の「憂国」、夏目漱石「それから」など。
作家なら谷崎潤一郎。彼の描き出す女性の怖さ、そこに痺れる憧れるゥ!いえ、私自身は違いますよ?
「文学部3回生の伊崎です」
今はエミリ・ブロンテの「嵐が丘」を読んでいます。
キャサリンとの恋に破れた、ヒースクリフの復讐譚。
三大悲劇にも数えられ、読みごたえある作品です。
好きな作家は金原ひとみ。「蛇にピアス」で芥川賞、思ったことをそのまま書いてて、信頼できる作家さんです。
もう一人は阿部公房です。人間を寓話化して描くその作品が魅力的。おすすめは「壁」という小説です。
本好き同士、話は尽きず。
共に語り合う喜びを、堪能するひとときでした。
「読書会には他大学や、一般のかたも参加できます。月3回水曜日・午後6時から実施中、お越しをお待ちしています!」
↓詳しい日程などはこちらから
待兼山文學会(ツイッター)
■ロックオン!ユアボイス
放送日時:毎週金曜午後4時40分/翌月曜朝7時35分(番組「タッキーBOX」内)
和田さん / 伊崎さん
