あなたの声を「ロック・オン(録音)!」
“Lock On! Your Voice”
タッキーBOX金曜日、心も弾む魅惑のコーナー。
その名も「ロックオン!ユアボイス」
箕面のあちこちで出会った人の声を「ロックオン=録音」して、ラジオでみんなにご紹介!
でもいきなりマイクを向けたら、やっぱりちょっとしゃべりにくい?
そこで、毎月テーマを決めて、その質問に答えてもらい、
そこからいろいろ聞き出してくYO!
【11月のロックオンテーマ】
11月20日・月曜日。
大阪府立池田高校、1年生の読書活動。
「ビブリオバトル チャンプ本決定戦」が、放課後に行われました。
紹介したい本を持ち寄り、その面白さをPR。
観客からの投票で、チャンプ本を決定します。
クラス予選を勝ち抜いた、1組から10組までの代表選手が勢ぞろい。
2つの教室に分かれて、制限時間は1人4分。
それぞれ工夫をこらしながら、おすすめ本を熱く紹介。
そのラインナップは次の通り。
1組…山本甲士「戻る男」
2組…汐見夏衛「夜が明けたらいちばんに君に会いにいく」
3組…山田悠介「名のないシンシャ」
4組…王城夕紀「青の数学」
5組…東野圭吾「容疑者Xの献身」
6組…二宮敦人「最後の医者は桜を見上げて君を想う」
7組…小川晴央「やり残したさよならの宿題」
8組…星 新一「ひとにぎりの未来」
9組…三谷幸喜「清須会議」
10組…三谷幸喜「清須会議」
全ての発表が終わって、参加者による投票タイム。
結果はいかに?発表の刻!
<4組の紹介者のコメント>
数学が苦手な私ですが、数学がテーマのこの作品をどう感じるのかと思って読みました。
登場人物は、私たちと同じ高校生。主人公の男の子が、数学オリンピックのチャンピオンの女子と出会うことで、自分の数学の才能に気付いていく…というストーリー。公式や定理も登場しますが、その難しさを感じさせずに文章で上手く表現しています。
発表の時は、問いかけを使ったりと工夫してみました。みんなが私の目を見て聞いてくれていて、手ごたえを感じました。他の出場者の発表も凄かったので、チャンプ本に選ばれた時は本当に嬉しかったです。
●6~10組のチャンプ本:三谷幸喜「清須会議」
※二人が同じ本を紹介し、その二人が同票で首位に。
<9組の紹介者のコメント>
もともと歴史が好きだったんですが、この本は他の歴史ものと違うと思って読みました。堅苦しい内容ではなくて、コメディなんです。
発表のときは、自分の言葉で伝えることを心がけました。予選では、他の人から「へえ、そうなんだ」と反応が返ってきて、そこから会話が進んで話しやすくなりました。
チャンプ本に選ばれて、正直嬉しいですね。好きな歴史の本をみんなが認めてくれたということですし。
好きな作家は、父の影響で、司馬遼太郎です。「花神」という作品がおすすめですね。
<10組の紹介者のコメント>
直前の発表者が、私と同じ本を紹介していましたが、全くの偶然でした。
もともと歴史の裏話なんかが好きだったので、面白く読みました。登場する武将で好きなのは、丹羽長秀。頭が良くて、常に他人のことを考えているところが気に入ってます。
発表の時は、めぼしい情報だけ頭に入れておいて、あとはアドリブでしゃべりました。私ともう一人、同じ「清須会議」が同票でチャンプに選ばれたのが信じられなくて、TVのドッキリかと思いました。
ふだんは、短編の推理ものや、歴史本、ちょっとためになる知識の本などを読んでいます。
府立池田高校では、「朝読書」の時間を設けています。
始業前の10分間、生徒が自分の好きな本を、それぞれ静かに読む時間。
心を落ち着け授業に臨める、そんな効果もあるそうです。
読書が好きな高校生たち、どんな本を読んでいるのか。
その一端を垣間見られる、ビブリオバトルとなりました。