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今週は、モンゴル出身で、大阪大学大学院生のトルガー・エネビシさんをお迎えしました。
モンゴルのフブスグルという場所で育ち、現在日本に留学中のエネビシさん。
大阪大学 言語文化研究科 日本語・日本文化専攻 博士課程の二年生です。
フブスグルとはモンゴルの最北部に位置し、ロシアとの国境に接する県です。
美しい湖が有名で、日本人がモンゴルと聞いてイメージする草原よりもどちらかというと森林地帯が多い場所なのだそうです。
「自然豊かな箕面はモンゴルとどこか似ていて惹かれる」とエネビシさんは話しました。
モンゴル国立大学に通っていたエネビシさんは、十年以上前に一度、文部科学省の奨学金留学生制度で日本にやってきました。
高校生の時は、外国語はロシア語しか習わなかったため、大学で日本語をやってみて興味が出たのだそう。
日本語の勉強は楽しく、通学の際に、習った漢字を結露したバスの窓に指で何度も書いて練習したりもしたんだとか。
日本に留学に来て、日本の学生がモンゴルについて学び、発表する姿を見たエネビシさん。
自分が今まで気が付かなかったモンゴル社会のことなどを改めて知ることが出来、見直すきっかけにもなったといいます。
2005年から2006年まで、一年間日本で学んだ後、モンゴル国立大学を卒業されたエネビシさん。
日本に留学したことがモンゴル社会を考え直すきっかけになり、大学卒業後は「持続可能な発展のためのジェンダーセンター」というNGOに就職しました。
モンゴルでは首都ウランバートルに地方の住民がどんどん移住してくる現象が起こっています。
特にインフラが整っていないゲル地区という場所に住む人々は、就職がないことや子どもを学校に通わせられないことなど、様々な問題を抱えています。
その問題を解決するための活動が、このNGOのお仕事の一つだそうです。
モンゴルで5年間、市民団体の活動に関わった結果、日本に二度目の留学をすることに。
地方からゲル地区に移住してきた人たちと関わる中で、色々な問題を見たり聞いたりしたエネビシさん。
様々な人が頑張っているにも関わらず、これらの問題が解決しないのはなぜなのだろうと疑問を抱き始めたのだそう。
そしてこれは構造的な問題があるのではないだろうかと考え始めたのだとか。
日本にもう一度留学出来るチャンスがあったため、日本の大学でこの問題意識を磨き、理論的にも実践的にも、これらの問題を解決したい!と考えたそうです。
これからは地方自治についてもっと深めていきたいとエネビシさんは語りました。
地域の特徴を活かして、そこに住む人々の参加によって、地域をよりよくしていくためにはどうしたらいいかをさらに研究していくのだとか。
そしていずれはモンゴルの地方自治のあり方として何が重要なのかを解き明かし、持続可能な発展のための道を探していきたいと考えているそうです。
■11/1(水)午後3時放送(再放送は11/1(水)午後9時、11/5(日)午後5時)

