まちのラジオ第2週 独立問題で揺れるカタルーニャはスペインの津軽!?大阪大学外国語学部スペイン語専攻、教授・長谷川信弥さん

2017/12/14

handai-1箕面の主な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」。毎月第二木曜は、大阪大学社学連携事業。大学と社会のつながりをテーマに放送しています。
今回は、大阪大学大学院言語文化研究科言語社会専攻・外国語学部スペイン語専攻の教授・長谷川信弥(はせがわ・しんや)さんにご登場いただきました。

長谷川さんの専門は、スペインの一部で話されている「カタルーニャ語」です。
カタルーニャはスペイン東北部の地域で、中心都市はバルセロナ。最近は独立運動による騒動がニュースでよく伝えられています。
カタルーニャ語はスペイン語と非常によく似ていて、スペイン語の話者がカタルーニャ語を聞いても、ある程度意味は通じるそうです。
「日本で言えば、津軽弁を聞いているような感じでしょうか」

バルセロナは観光地としても有名で、建築家・ガウディのサグラダファミリア教会などを見に、世界から観光客がやって来ます。毎年のように訪れている長谷川さんの、どこかおすすめのスポットはありますか?
「となりの町・バダローナで、最近ローマ時代の遺跡が発見されたんです」
そこの博物館はとても見ごたえがありながら、日本の観光客にはほとんど知られておらず、まさに穴場だそうです。
 なお、観光の際に気を付けたいことは、お昼ごはん。12時頃にレストランに入ろうと思ったら、どこも開いてない!?
なんと、スペインでは昼食の時間が遅く、午後2時ごろが普通だそうです。一日の食事はお昼がメインで、夜はあっさりと済ますのだとか。よく知られている「パエリヤ」は前菜のメニューということでした。

サッカーのスペインリーグは世界中にファンがいますが、長谷川さんも実は大のサッカーファン。ひいきのチームは?
「もちろんバルサです!」
メッシやネイマールを始め、スーパースターがめじろ押しのバルセロナ。長谷川さんの好きな選手はアンドレス・イニエスタだそうで、スペイン代表選手としてワールドカップでも大活躍してきました。
バルセロナに行ったら、サッカーの試合もよく観戦するという長谷川さん。世界的人気のリーグでも、チケットを取るのは難しくないとか。生で観るスペインサッカーはいかがですか?
「もう、スピードが全然違いますね」

カタルーニャやスペインについて、興味深いお話をたくさん語っていただきました。
長谷川さん、muchas gracias!