在ケニア日本国大使館 菊本照子さんをお迎えして@劇団「すずしろ」アワー

2018/01/27

 シニア劇団「すずしろ」の有志のみなさんが、趣向を凝らしたテーマでお送りする・劇団「すずしろ」アワー。毎月第4週は「ケンケン・キョンキョンの音楽大好き!」。歌謡曲大好きケンケンこと川島謙一さんと洋楽大好きキョンキョンこと日宇京子さんがナビゲートしています。
 2018年1月27日(土)は新春スペシャルとして、いつもとは雰囲気をがらりと変えて、素敵なゲストをお迎えしました。
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在ケニア日本国大使館に勤務され、NGO「セーブ ザ チルドレンセンター(Save the Children Centre(SCC))」を立ち上げた菊本照子さんです(中央)。
同センターでは、マトマイニ孤児院を運営し、孤児や困窮状態に置かれた子どもを保護・養育しています。
ケニアのスラムでは、レイプや強制売春などで14,15歳で出産する少女も多く、子どもはストリートチルドレンに追いやられたり、母親は貧しいシングルマザーになるという現状があります。彼女たちが、売春や密造酒造りなどではなく、まっとうな方法で収入を得て前向きに生きることができれば、この悪循環を断ち切る一助になるのではないだろうか。
そんな思いから、菊本さんはセンターを立ち上げ、子どもの保護・養育とシングルマザーの自立支援のために活動しています。その一つに、センター敷地内に、職業訓練工房を開設し「ものづくり」を通して自立することを考えました。
「売れるもの」を模索しながら約10年の試行錯誤を重ねた結果、彩り豊かなケニアの動物たちのフェルト工芸にたどり着きます。

在日ケニア日本国大使館ホームページより

在日ケニア日本国大使館ホームページより

ケニアの羊農家から原毛を購入し、洗って、干して、染色して、すいて…、地道に時間をかけて、最終的にキリンやシマウマ、ゾウなどの動物のぬいぐるみやアクセサリーに仕上げます。商品は、ケニア国内のみならず日本やアメリカからも注文が相次ぎ、今では生産が追いつかないほどの人気に。
1つ売れるごとにその40%が作った本人の手元に入る、フェアな方法で販売することで、ケニアのママたちが自ら生活できる道を見出しています。
 今回、2/11・12の、箕面市立メイプルホール小ホールでのすずしろ公演で、これらのフェルトアニマルたちがロビーで販売されることになりました。ぜひ、愛くるしいアニマルたちを実際に手にとって、お買い求めください!

次回の劇団「すずしろ」アワーは2月10日放送。久しぶりのオリジナルラジオドラマをお届けします。お楽しみに!

◇劇団「すずしろ」アワー 第2・4土曜朝10:00放送(再放送・翌金曜15時)
◇劇団「すずしろ」のブログ