毎月第3日曜日の午後2時から4時まで、サンクス箕面2番館地下1階の
サテライトスタジオから公開生放送でお送りしているMonthly国際交流コンサート。
今月は初登場 Tradogsによる「アメリカンルーツミュジックの可能性」をお送りしました。
ご出演は正木良久さん、松本春樹さん(Gt)、堀田有希さん(Vo)。
Tradogsはもともと、正木さんと松本さんのお二人で活動されていました。
ゲストシンガーとして堀田さんをお迎えした時、音楽への考え方や、堀田さんの歌声が
とてもしっくりし、三人で活動するようになったそうです。
アメリカンルーツミュージックとは、ブルースやゴスペル、ジャズ、カントリーなど、
昔のアメリカで生まれ発展していった音楽のこと。現代の音楽にも大きな影響を与えており、
現代の日本人が聞いてもどこかで聞いたような、懐かしい気持ちになる音楽です。
Tradogsのユニット名は、Trad(伝統)とDogs(犬)を合体させた造語で、
アメリカンルーツミュージックから伝統的な要素を犬のように嗅ぎ回る、という意味だそう。
名前の通り、アメリカンルーツミュージックを掘り下げて、普段あまり耳にしない曲でも
自分たちが面白いと思うものは積極的にカバーすること、伝統的な要素を取り入れて
オリジナル曲を作ることが目標だそうです。
Tradogs結成にあたり、正木さんはアメリカ南部へ。日本では見たことがない数のライブハウスが
立ち並び、一日中ライブをしているのだそう。しかもギターを持っている正木さんに
「一緒にやろう!」と呼びかけてくれて、何回もセッションしたのだとか。
堀田さんもアメリカ南部で歌の指導を受けました。歌唱テクニックだけではなく、
歌に向き合う姿勢なども教えていただいたそうです。
ちなみに、今日のコーディネートは19世紀ごろのアメリカ南部の女性が身につけていた衣服を
イメージしたのだそうですよ。
松本さんにはギターの解説をお願いしました。
中央に金属が貼ってあるリゾネーターギターは、現代のような音響装置がない時代に、
音を増幅させるために工夫されたもの。でもそれが、ブリキを反響させたような
独特な音色となり、アメリカンルーツミュージックのサウンドに生きているのだそうです。
今後アルバム作りに取り組み、来年リリースを目指しておられるTradogsの皆さん。
ライブスケジュールなどのチェックはこちらをご参照ください。
↓
正木良久さん:Guitarist 正木良久 Yoshihisa masaki
松本春樹さん:Haruki Matsumoto Official Website
堀田有希さん:Facebook 堀田有希
今日は、通常のMonthly国際交流コンサートであると同時に、
「音楽の祭日2018」北摂会場としてお送りしました。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
(文責:千波留)
■Monthly国際交流コンサート:毎月第3日曜午後2時~4時生放送
(再放送 当日午後9時~11時、翌月曜午後2時~4時)