「デイライトタッキー」第4水曜日放送の「女子力向上委員会」では自分史上一番輝くワタシを目指して、様々な情報を発信しています。
今月は、ラジオパーソナリティであり、イベント、ブライダルMCやヘアメイクショーの
ナレーションなどを務めるかたわら、ファッション業界にも従事しておられる
山崎彫科さんをお迎えして、制服の着こなしについてお話しをしていただきました。
山崎さんは学生を対象とした「制服着こなしセミナー」の講師をされています。
今日は、時間短縮バージョンで、レクチャーしていただきました。
まずは問題。
「制服1枚ができるまで、どれくらいの人が関わっていると思いますか?」
デザイン、布の裁断、縫製、品質チェックetc……
今まで考えたことがなく、なかなか具体的な人数が思い浮かびません。
なんと答は「約100人」。
ブラウス、スカートなど単品で100人以上が関わっているのです。
そう思うと雑に扱えませんね。
そもそも制服の意義って何でしょうか。
学生服だけではなく、看護師さんや裁判官、消防士、警察官など、
制服がある職業はいろいろあります。
たとえば、あなたはヨレヨレのTシャツを着た看護師さんが注射器を持っていたら、
安心して注射をしてもらえるでしょうか?
裁判官がだらしない格好をしていたら、被告は厳しい判決を受け入れることが
できるでしょうか?
制服の意義の一つ目は、相手に安心感や信頼感を与えることです。
もう一つの意義は、気持ちの切り替え。
学生さんが制服を着たら通学モードに、作業服やユニフォームを着るとお仕事モードに……と、着る人の気持ちを切り替える力を制服は持っています。
また、サッカーや野球など、ご贔屓のチームを応援するときに選手と同じユニフォームを着ると気持ちが高まりますね。制服には連帯感を強める力もあるのです。
ところで制服の着崩しについて。
制服のシャツを出したり、スカート丈を極端に短くしたり、腰パンにしたり……。
それらはあまり印象が良いものではありません。
「制服の似合うタレントさんは誰ですか?」というアンケートで生徒からも保護者からも
1位に挙げられたのは広瀬すずさんだそう。
広瀬すずさんの制服姿を思い浮かべてください。
シャツはイン、スカート丈も極端な長さ(短さ)ではありませんね。
美しい制服姿のお手本と言えるかもしれません。
人はの第一印象は93%が見た目と雰囲気で決まると言われているそうです。
残りの7%は言語です。
たとえば入学試験や入社試験を想像してみてください。
数分間の面接での会話で、あなたの良さを会話で100%アピールすることは
なかなか難しいのではないでしょうか。
だとすれば、着こなしでアピールするのは重要なことです。
せっかくのチャンスを、見た目でソンすることがないように、
少しだけ気をつけてみてくださいね。
ところで……。
今回「制服着こなしセミナー」をしていただいた山崎彫科さんと千波留は、
かつてアナウンスレッスンを一緒に受けていた仲間なのです。
10年以上ご無沙汰していたのですが、とある劇場のロビーで偶然再会。
今回のご出演となりました。
「『あめんぼ赤いな あ・い・う・え・お』ってやってたよね」
「『外郎売り』もね」※
昔話にも花が咲きました。
※外郎売り
歌舞伎のセリフ。早口言葉の練習教材としてよく使われます。
「女子力向上委員会」毎月第四水曜日 午前11時~
再放送 当日午後7時40分~
(文責:千波留)