箕面の主な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」。毎月第二木曜は、大阪大学社学連携事業。大学と社会のつながりをテーマに放送しています。
今回は大阪大学共創機構社学共創本部特任助教・佐伯康考(さえき・やすたか)さんをお招きして、お話を伺いました。
(聞き手:大阪大学21世紀懐徳堂特任研究員 肥後楽さん)
2017年8月に設置された大阪大学共創機構社学共創本部は、大学の研究教育に社会の声をいっそう反映させ、社会への貢献をさらに加速させるべく生まれた新しい組織です。佐伯さんは2018年4月に社学共創本部に赴任し、社会と大学のより良い共創の形を目指して様々な活動に取り組んでいます。
番組の前半では、9月1日(土曜日)に開催された第1回社学共創連続セミナー「防災のある街へ」についてお聞きしました。大阪府北部地震、記録的豪雨、台風など、日本列島が多くの災害に見舞われた2018年。セミナーでは、改めて地域と大学が共創する必要性や、これからの地域防災の課題について、専門家と参加者が講演とディスカッションを通じて共に考えました。
番組の後半では、2年間留学したニューヨークでの研究と生活についてお聞きしました。教育経済学を専攻し、教育と所得・経済成長の関係や、特に移民の子どもなど、社会的地位の低い立場にいる子どもたちの学力向上のための方法について、科学的根拠に基づいて政策分析する手法を学んだ佐伯さん。このニューヨークでの研究や経験が、今秋からEXPOCITYでスタートするトライアル事業につながっているそうです。番組では特別に、新事業の展望について教えていただきました。
その他、佐伯さんの箕面市でのお気に入りスポットや、ニューヨークから帰国して感じた違和感についてなど、生活に密着したトピックについてもたっぷりお聞きしました。
「毎朝、滝道を歩いています」
ラジオ体操にも参加して、いろいろな人と交流しているという佐伯さん。
見かけたら気軽に声をかけてください、というお話から、とても気さくな人柄が伝わってきました。