発信!じゅーだいスクランブル…「普通」って何?

2018/09/29

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途方もない時間の中で ただただ未来に思いを寄せる
未完成だが美しい そんな十代が送る30分の番組・・・

地域に暮らす若い人たちの声をラジオで届けたい。
そんな思いから、タッキー816では「ハイスクールプログラム」を毎週放送しています。
ただし、出演は、特定の高校・特定のクラブのみ。
そこで、ラジオに出てみたい中・高・大学生たちが自由に集まって、語り合う番組を企画しました。
タイトルの「発信!じゅーだいスクランブル」は、
・戦闘機の緊急発進(重大スクランブル)
・中・高・大学生などが混ぜこぜ(十代スクランブル)
という二重の意味があります。
今を生きる十代の若者が、切実に思うこと、伝えたいことは何なのか。
番組づくりを通して、一緒に考えていければと思います。

第2回となる今回は、高校生4人、大学生1人が参加。
トークテーマは

「普通」って何?

まずは「我が家にあるこんなルール」を語り合いました。
自分のうちでは当たり前でも、他の人が見たらけっこうびっくり。そんな習慣、きっとありそうです。
B「我が家はお父さんがよくしゃべります」
母親と話していたら、父親ががんがん入ってくる。もはやガールズトーク。
でもそんなお父さんが好き。私を一人の大人として扱ってくれる。
Y「うちのお父さんは酔ったら陽気になりますね」
C「週末に、父と弟と三人でラーメン食べに行きます」
うまいラーメン屋を求めてさまよう父親と息子。なんかいいですね。

最近、政治家の発言や雑誌の記事でも話題になった「LGBT」。
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取った言葉です。
N「異性を好きになるのには本能が働いている。でもLGBTの場合、それを超えたところに愛が生まれている。それってすごく素敵なことだと思います」
B「私は以前、いわゆる『イケてるグループ』に入れなくて、そういう人たちからいじられるのがすごく辛かった。私は普通じゃないのかな、普通って何だろう・・・と悩みました」
その後、大学入試ではAO入試(いわゆる一芸入試)で合格。
「普通」じゃないことが、逆に武器になる・・・。

誰もが「普通」という言葉に安心したい。「普通でない」人を否定することで、自分を正当化したい。
でも、TVに出るような人は「普通」じゃない。容姿、才能、特技・・・「普通」じゃないからこそ出演できる。
「普通」であるべきか、「普通」じゃない方がいいのか。
簡単に答えは出ないけど、こうして語り合うことで、それぞれが新たなヒントを得られたかもしれません。

<感想>
M「みんな普通じゃないのではないか。みんな違ってみんないい。十人十色」
B「みんなと話せて意見が広がりました」
N「私の好きな哲学チックな話をできて、めっちゃ楽しかった」
C「みんなの思ってる普通と、今日の出演者の普通も違う。そういうのを見る目ができたかなと思います」
Y「普通とは何かを考えることによって、他の人への見方も変わってくる。これからいろんな人と出会って行く上で、こういうことを考えるのは大切ですよね」

発信!じゅーだいスクランブル
【放送】
・第5土曜日の午後1時30分~2時(「サタデーワイドフィーバー」内)
・翌水曜日午後2時(再放送)HJS_180929-2