たんけん隊三番勝負・秋の陣。
第一の対決では盆踊りミッションをみごとにクリアし、意気揚々と第二ステージへ。
稲ふれあいセンターへやって来ました。
高齢者のみなさんが、気軽に訪れて健康作りや趣味の活動を行う施設で、囲碁・将棋、卓球、バンパープールに社交ダンスなど、お楽しみがいろいろです。また、1階には「おひさまルームひじり」があり、乳幼児や保護者の居場所としても活用されています。
多世代が集う、交流とふれあいの場。
我々たんけん隊がめざしたのは、1階奥にある「健康増進室」でした。
バァーンとドアを開けて入っていくと、明るいフローリングの床、壁は鏡張りの空間に、健康器具やトレーニングマシンがいっぱい!ランニングマシン、エアバイク、そして「パワープレート」は乗っているだけで筋力が付くという優れものだそうです。室内では高齢者のみなさんが、三々五々と、それぞれのペースで運動やストレッチを行っていました。
そのうちの一人、冨田享宏(とみた・たかひろ)さんは83歳。
毎日、1時間半ほどここで体を動かし、ほとんどのマシンを利用しているそうです。
「私よりもっと先輩がいますよ」と冨田さんが紹介したのは、91歳の男性(昭和2年生まれ)。
医師のすすめで、こちらを利用するように。
「最初は杖をついていましたが、今は杖なしで来れます」
なんと、自転車で来ることもできるように!
適度な運動って、本当に大切なんですね。さて、ここでいよいよ対決の時間です。
内容は「反射神経対決」。
ボードトレーナーという機械を使用します。
木製のボード上に並んだ18個のボタン。ランダムで点灯するのを素早く押して、1分間で何回押せるかを競います。
ここで対決のお相手は、83歳の冨田さん。
事前に挑戦してもらったところ、得点は102点!
これはかなりの高得点のようですが、寺嶋隊員、超えられそうですか?
「がんばりますー!」
ピッ ピッ ピッ スタート!
もぐら叩きの要領で、点灯するボタンを次々と押していく寺嶋隊員。
なかなかいいペースなのでは?
ただ、あまりボードに近すぎると、端にあるボタンが視界から外れ、手が止まることも。
兼ね合いがけっこう難しいようです。
3、2、1、終了ー!
気になる点数は・・・
「88点です」
なんと、反射神経対決は、およそ50歳差をものともせず冨田さんの勝利だァーッ!
敗れはしましたが、勝負を通して交流するという意味では、いい対決だったといえるでしょう。
お話しの中で、利用者同士が、最初は黙々と体を動かしているうちに少しずつ話をするようになり、次第に親しくなった・・・ということをお聞きしました。本来の健康作りはもちろん、社交の場としても機能する「健康増進室」。中継中も、一人、また一人と利用者が訪れ、盛況となっていました。
これで成績は1勝1敗。
いよいよ次は最終ステージ、「3・4歳児と空手対決」!?