性教育のまとめ@デイライトタッキー「みのおママの学校~じょさんしカフェ」

2018/09/13

毎月第2木曜日11時放送「みのおママの学校~じょさんしカフェ」。
子育てママを総合的にサポートする、
日本でたったひとつのユニークな学校「みのおママの学校」が
ラジオを通して毎月子育てに関するさまざまな情報を発信しています。
mama1809
こんにちは!みのおママの学校の谷口です^^

<性教育のまとめ>
今年に入り、年代別に性の伝え方などのポイントをお伝えしてきました。
性教育は学校や地域などいろいろなところでされていますが、基本は家庭で親がするのがいいと思っています。
とはいえ、なかなか親が性教育できていない現状があると思います。
では、どうしていけばいいでしょうか?

(1)子どもを知る
子どもを取り巻く性の環境が今と昔では全く違っていて、自分たちが受けてきた性教育と全く同じでは通用しないと思います。
私たちの頃にはないストレスも子どもはいっぱい抱えているという現状をまず知ることが大切です。
そんな中で頑張っていると思うと、子どもの見方も変わるかもしれません。

(2)伝え方を学ぶ
小さい頃から性について話す。
親向けの勉強会や情報サイトなどでノウハウを学ぶ。
このラジオもそうです。

もちろんこれらも大事です。
性教育は、子どもが自分らしく生きるために、幸せになってもらうためのものであり、性教育=生教育であると考えています。
そして性教育においては知識と自己肯定感(自分を大切に思う)が必要だと思います。
どちらかがゼロでもダメでどちらも大事。 例えて言えば、知識は枝葉。幹は自己肯定感。
知識があってもそれは枝葉であり、幹の部分の「子どもの自己肯定感」、そこを育てていかないと、知識だけでは結局自分の身は守れません。
逆に幹さえしっかり育っていれば、後から枝葉はしっかり育つと思っています。
0歳からの性教育=自己肯定感を育てる子育て
だからこそ、これからのママ、赤ちゃんママに学んで知ってほしい。
ノウハウもそうだけど、「自己肯定感を育む」子育てをやっていただきたい 。

Q・とはいえ、すでに高校生。大きくなった子どもに対してはどう関わっていくのがいいのか?

子どもはほぼ大人、完成している。
子育てと言うよりどう子どもと付き合うのか?
一人の大人と同じで対等に関わる。
性教育の前にその親子関係が良好に築かれていることが必要です。
もし、今までの育児を振り返って「ああ…。こんなことして子どもに申し訳なかった」「悪いこと」したということがあれば、まずは膝つきあわせて心から真剣に子どもに謝ってください。
子どもにとってわだかまりがあるなら解消しておくことが大事だと思います。
たくさんのママたち(大人)の話を聞いていると、小さい頃の親とのわだかまりがあり引きずっていて、そこが今の子育てに影響しているケースも多いように感じます。

いつからでも変わることができる(子どもだけでなく、対人関係全てにおいて同じことが言えるかもしれませんね)
親である自分が変わること、子どもを変えようとせずまずは自分が変わること。
子どもと向き合うことから逃げない

ポイントは、
・子どもの「味方」になるような関わりかた。
 子どもに関わるときに「親は味方」「自分に能力がある」と子どもが感じるか常に点検する

・子どもは全て分かっています、子どもを信じてみる
 見方、捉え方を変える。
 いいところが見つかると信じられる材料になる

・圧をかけない→ますます頑なに、距離は開くばかり。
 そのままの関係を子どもが親になったときに引きずってしまっている。
 自分がされて嫌だった子育てをまたくりかえしてしまう。
 ママとして、親としての自己肯定感下がる
 負のスパイラルに陥ってしまう。たくさんのママを見ていて、しんどい理由が自分の親子関係にあるケースが多い

・一人だと結局ぐるぐる同じことの繰り返し…。
 コミュニティを変える、学べる場に行ってみる、いろんな人の話を聞いてみる(みのままにもあります。風の子組)

・ママ自身が満たされること
 ミルクピッチャーなんです。ママが満たされて愛が溢れて子どもに注がれる
 自分が空っぽだったら子どもに愛は届かない

助産師として子どもたちに知識を伝えることはもちろん、幹の部分を育てる親に関わることができるので、ママを満たすこと、幸せにすること、ママに貢献することは、私たち助産師ができることの一つであり、それが子どもたちの未来につながっていると考えています

みのおママの学校~じょさんしカフェ
 毎月第2木曜11時放送(再放送:当日の夜19時45分頃)