しあわせの道しるべ:第38回(11/11放送)八多恵子さん

2018/11/11

『しあわせの道しるべ』(30分番組)

第2日曜 15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)

誰にでもある人生のターニングポイント。
そのとき、何を感じ、どう選択していったのか。

フリーライター・コーディネーター 中村のりこが、
公私で出会う素敵な方々を毎月ゲストにお迎えして、
その方の人生の転機についてお話を伺っていく対談番組です。

大きな波を起こすものではないけれど、
ラジオを聞く人の心に、小さな道標ができる。
そんな番組をめざしています。

今回のゲストは・・・
NY在住 マインドヘルス・アドバイザー 八多恵子(はたえこ)さん

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<八多恵子さん プロフィール>

NY在住・奈良県出身
嵯峨美術短期大学卒業後、フリーランス・イラストレーターとして活動。
93年に渡米し、ニューヨークでフリーランス・イラストレーターと、会社員との二足のわらじ生活の中、ニューヨーカーと国際結婚。
16年間の結婚生活にピリオドを打つまでに悩み苦しんだ経験から、心の癒しの大切さに目覚める。
ニューヨーク在住25年目を迎えた現在は、フリーランスイラストレーターを続けながら、「マインドヘルス・アドバイザー」 として、独自に心と身体を総合的に癒すお手伝いをしている。
ハタブログ
☆HP:癒守結(いしゅい)


渡米、国際結婚、911の経験

「海外遊学」が流行っていた1993年。
奈良の田舎育ちだった八多さんは、ずっと都会にあこがれを抱いていました。
一度都会に住んでみたい!という軽い気持ちでニューヨークへ。

当時のニューヨークは、汚くてとても危険な街だったので、
メディアに出てくるキラキラしたイメージとの、あまりの違いに驚きます。
3か月だけ滞在して帰国するつもりが、
転校・就職したりしているうちに、ニューヨーカーと結婚!

結婚生活はさまざまな困難があり、16年経った頃、ついに離婚することに・・・。
離婚もエネルギーがとても必要です。
結婚生活に疲弊していた八多さんは、この結果にホッとしたのでないでしょうか。
渡米して25年以上経った今もニューヨーク生活を続けていらっしゃいます。

そして・・・
911で知られる、2001年9月11日の「アメリカ同時多発テロ事件」が発生!
このとき八多さんは、マンハッタンにある会社で働いている真只中でした。
ラジオから次々流れてくる状況説明に、
「本当に怖くて、何が起こっているのか不安と恐怖でいっぱいに・・・」と語ります。
心底恐ろしい経験をして、ニューヨークからとにかく出たい!と思いフロリダへ移住しましたが、5年後には再びNYへ帰ってきます。

「今は、人生の半分以上がニューヨークになってしまいました」
「なんだかんだ言いながらも、女性の一人暮らしがしやすい街なんだと思います」
世界中から人や情報が集まるNYの魅力を感じますね。


マインドヘルス・アドバイザーとしての人生に導いた
離婚した元夫のカウンセラーとの出逢い

アメリカでは誰もが歯医者さんに通うように、気楽にカウンセリングを受けます。
体と同じくらい心理面のメンテナンスも大切だと理解されている国なのでしょう。

離婚の危機だった時、元夫が信頼を寄せていたカウンセラーに、夫婦カウンセリングをしてもらったのだそうです。
そこで、自分には離婚に対して、収入面や、世間体や、海外での一人暮らしの恐怖があることがわかりました。
「自分に嘘をついて結婚生活を続けていたことに気づいたんです」

本当にカウンセラーが素晴らしい方で、目から鱗の連続だったとか。
「自分が知らなかった自分がどんどん出てきたんです。
そして、自分自身に正直に生きることを決めて、
16年間の結婚生活にピリオドを打つことにしました」

その後、なんと!そのカウンセラーに、無理やり弟子入りさせてもらい、NLPや催眠療法のテクニックを学んだ八多さん。
現在は、そこで学んだ手法と、独自に編み出した方法を使って、
ニューヨークと日本で「マインドヘルス・アドバイザー」をされています。

たとえば、傷ついた子供時代の記憶である「インナーチャイルド」。
「多くの方が、幼い時の辛い経験なんかはもう乗り越えて、
自分のインナーチャイルドは癒されていると思っていますが、
「それは経験を積んで理性と知性で、過去を理解できる大人になったからであって、
冷静に判断できない子供の自分は、未だに癒されないまま、
今この瞬間に存在しています」
と八多さんは語ります。

ときおり、
理由もなく突然悲しくなったり
体が震えるほど怖くなったり
不安になったり・・・
「みんなは平気なのに自分だけなぜこんな風に感じるんだろう?」
そんな風に不思議に思うことはありませんか?

それが、ご自身の内に存在するインナーチャイルドの感情なんだそうです。
「インナーチャイルドを癒すセッションでは、ご自身の内側に存在するインナーチャイルドに会って、友達になって、対話して、理解をして頂きます」

インナーチャイルドが癒されると、
今まで無意味に怖かったことや不安だったことが減り、
自分らしく生き生きと生きられるようになるんだそうですよ♪

体験したクライアントさんからは、
・心の奥底にあった重荷を手放した感じがして、すっきりと軽くなりました!
・両親に対する嫌悪感が不思議なほどすっかり消えました
・インナーチャイルドの問題で、無意識のうちに周囲の人間との関係をギクシャクさせていたことに気付きました
といった感想を頂くとのこと。
子どもの頃の感情に気付いてあげて、癒すことの重要性を感じますね。


今後は「癒しの旅」企画も

湾岸戦争のニュースや、911を経験したことから、
中近東の国々に恐怖心を持っていた八多さんですが、
エジプトにお住まいの日本人の方からの招待を受けて、
2017年3月にエジプトを旅行しました。

目的はピラミッドや神殿の観光でしたが、
そこで出会った、エジプト人の穏やかで暖かい人情に触れて、
エジプトにほれ込んでしまいました。
メディアで伝えられているのとは全く違った世界で、
意識の大きな転換が起きて、
それまで持っていた中近東の国々やイスラム教徒への偏見が無くなってしまったのです。

2018年9月には、フェイスブック・グループに登録していただいたメンバーと、エジプトに再訪。
参加者もエジプト人の人情にほだされて、エジプトへの見解が大きく変わりました。
愛の大切さに気づかれた方もいらっしゃいました。

次回のエジプト旅行は2019年3月。
今後は、癒しや旅行などの実体験を通して、みなさんの意識の転換を巻き起こすことだそうですよ。
ひとり一人が変わることで、世界に大きな変化が現れるのではないでしょうか***

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八多恵子さんからの“道しるべ”メッセージ】

人間は生きながら、何度も生まれ変わることができます。
あぁ、もうダメだ。死んだ方が楽かも・・・という、どん底の「思いの死」を経て、生きながらにして、生まれ変わるのです。
生まれ変わると、開き直りに近い心境になって、怖かったことが怖くなくなり、
何も変わらないと思って諦めていた人間関係や環境が、好転していくのを感じるようになります。
新しい生がはじまると、ワクワクして人生が楽しくて仕方なくなりますよ。
だから、あきらめないで下さいね。

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私は輪廻転生を信じていますが、生きている間にも生まれ変わることができて、人生が好転する経験ができることには驚きです!
苦しみの中に居る人を、独自の手法で癒す八多さん。
多くの人をワクワクする人生に導いてあげてくださいね♪

八多恵子さん、ありがとうございました♪

02次回の『幸運(しあわせ)の道しるべ』は…

 12月9日(日)15:30〜
 (再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
次回もお楽しみに!

(文責:中村のりこ)