引退の花道で世界三連覇、シュワちゃんにも会いました!「空手道 正援塾」代表・若槻昌高さん@エール・マガジン

2019/08/31

erumaga_190831ガンバッテイル皆さんを応援する土曜日の「エール・マガジン」(14:15 on air)!
8月31日の放送は、空手道正援塾代表・若槻昌高さんにご登場いただきました。

若槻さんが空手を始めたのは14歳のとき。空手ブームの今、小学生や未就学児から始める子も珍しくありません。それに比べると、決して早いスタートではありませんでした。
それでも厳しい鍛錬を積み、若槻さんは選手として華々しい活躍を重ねてきました。
その一方、後進の指導にも当たり、教えた選手たちが世界大会で優勝するなど、指導者としても優れた実績を残しています。
しかし、指導者としての仕事が忙しくなるにつれ、選手としての稽古に費やす時間が無くなってきます。
中途半端なままでは、試合に勝ち抜くことはできない。
そろそろ、潮時か・・・。
ついに、選手を引退することを決意した若槻さん。
ということで、最後にひと花咲かせて競技人生を終えましょう、と2015年にオーストラリアで開催された国際大会「アーノルドクラッシック 空手チャンピオンシップ」に出場し、見事に優勝!有終の美にふさわしい勝利を飾りました。
「ん?なんや、俺まだいけるやん?って思いました」
引退の花道のはずが、まだまだ手ごたえ十分。
そこから、2016年、2017年と、並み居る世界の強豪選手たちをなぎ倒し続け、まさかの世界三連覇!
速射砲のような正拳突き、相手がひるんだ瞬間に繰り出す上段回し蹴りは真剣の切れ味。
そして大技、縦回転の浴びせ蹴りは「ローリングサンダーキック」と呼ばれて恐れられました。対戦相手の視界から突然若槻さんの体が消え、次の瞬間上空から加速して襲い来るかかとの破壊力。
三連覇のご褒美は、あの映画俳優にしてカリフォルニア州知事、アーノルド・シュワルツェネッガー氏との記念撮影でした!そう、この大会はシュワルツェネッガー氏が主催者。生のシュワちゃんと会えて、大満足の若槻さんでした。
試合を見ていたシュワちゃんも、きっとターミネーターも真っ青の若槻選手の不死身のコマンドーぶりに驚いていたことでしょう。

引退後、現在は指導に専念している若槻さん。2018年には新道場をオープンし、子どもたちに空手の技と心を伝え続けています。
「より大きな舞台、大きい世界に視野を広げてほしい」
そんな思いを受け止めて、弟子のみなさんがきっと世界へ羽ばたいていくことでしょう。

空手道 正援塾ホームページ

※余談
「和気さん、恒例の『ゲストによる和気さんをどつく企画』はやらないんですか?」
「ちょ、ちょっと待って!こないだ小学生にどつかれたのですら、めっちゃ痛かったんや・・・!」