
大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。
■発掘!Osaka University
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
今回のゲストは、大阪大学外国語学部英語専攻2年生のこのかた。
「関萌々恵です」
ニュージーランドへの留学を経て、大阪大学へ。
もともとは環境エネルギー工学科志望でしたが、最初の受験に失敗。どうしようか・・・と悩んでいた時に、ニュージーランドへ来ないか?というお誘いが。
「中学生の頃ホームステイしてたことがあって、そのホストマザーから。絶妙のタイミングでした」
1カ月間、ニュージーランドの中学校へ。
10人くらいの少人数クラスで、全員が一日中裸足。グラウンドは一面芝生でした。
授業中に立ち歩いて先生と話をするのもOKで、「手を上げるのが恥ずかしい」という感覚がない。
当時、たくさんのカルチャーショックを受けたニュージーランドへ、関さんは再び向かうことになりました。
まず語学学校で英語を学び、続いてニュージーランドの大学進学に必要な単位を取得する学校に。
クラスメートは9割が中国人!
「裕福な中国人が多く、年下なのにポルシェを乗り回している人もいました」
他にタイ人やコロンビア人もいて、そういう人たちと英語でしゃべりながら友達になるのが「すごくいい経験でした」。
進学をめざしてがんばっていた関さんですが、学費の高さがネックとなりました。
大学の学費は、留学生の場合は5倍かかり、年間300万円ほどに。
結局進学をあきらめ、帰国した関さんは大阪大学外国語学部を受験します。
「英語のリスニングは完璧にわかりました」
3年遅れで入学し、現在は年下の同級生たちに交じってキャンパスライフを楽しんでいます。
英語専攻では、英語教師になるため勉強中。
「英語の楽しさを伝えられる先生になりたいです」
そしてもう一つの夢は、外交官。
「外国との架け橋になれれば」
いろんな夢を追いかけて、日々進化中。
関萌々恵さんの将来に、期待したいです。
そして関さんからは、英語上達法も教えてもらいました。それは・・・
「英語でひとりごとを言うことです」
とにかくアウトプットが大事。今考えていることを、意識的に口に出すようにしている。
頭で思っていても、実際に言えるかどうかが問題だから・・・。
もしもどこかの街角で、突然英語でひとりごとを言っている人がいたら、それは関さんかもしれません!?
