しあわせの道しるべ:第51回(12/8放送)康有羅さん(日本表現協会代表)

2019/12/08

『しあわせの道しるべ』(30分番組)

第2日曜 15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)

誰にでもある人生のターニングポイント。
そのとき、何を感じ、どう選択していったのか。

フリーライター・コーディネーター 中村のりこが、
公私で出会う素敵な方々を毎月ゲストにお迎えして、
その方の人生の転機についてお話を伺っていく対談番組です。

大きな波を起こすものではないけれど、
ラジオを聞く人の心に、小さな道標ができる。
そんな番組をめざしています。

今回のゲストは・・・
日本表現協会 代表
康有羅(こう・ゆら)さん

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康有羅(こう・ゆら)さん プロフィール>

大阪府出身。日本表現協会 代表
http://www.hyogen.net/

女優として舞台を中心にTVや映画で活躍後、結婚を機に引退。
会社員として、営業・人事・オーナー室室長・セミナートレーナーなどを経て、俳優学校も主宰。脳出血、胃がん、その再発を経て、現在は日本表現協会代表として、演劇のメソッドとNLPスキル・コーチングスキルを取り入れた独自のプログラム 「エグゼクティブ表現講座」を開発し、プロコーチ・教師・税理士・栄養士・企業家・セミナー講師・学生などの表現力を指導。

2017年には、関西テレビ「よ~いドン!」
~自己表現力が苦手な人の私生活を演出する元女優~出演。
その活動が広く知れ渡ることになる。

「人の魅力を開花させるプロフェショナル」として、高い評価を得ている。
現在、表現講座のリーダー育成にも、力を注いでいる。


波乱万丈な人生の幕開け

女優引退後は、大阪に戻り、シングルマザーとして子育てをしながら、ビジネスウーマンとして人材育成に携わって来たゆらさん。
俳優学校も主宰し、俳優育成や高校でパフォーマンスクラスを指導するなど、精力的に動く日々でした。
そんなある日、稽古場で突然、脳出血で倒れてしまったのです!
奇跡的に大きな後遺症もなく復活しましたが、パニック症を発病。

体が動かなくなったり、声が出なくなった経験から、自己改革が始まります。
ここからがゆらさんの普通ではないところなのですが・・・
リハビリの間、コーチングの資格を取得し、パーソナルレッスンの表現講座をスタート!

演劇が持っている「人を輝かせる魔法」を使って、一人でも多くの人が表現力・コミュニケーション力を向上させ、活き活きとした人生を歩んでほしい・・・という願いのもと、オリジナルプログラムを構築。その受講者は、ビジネスマンから教師、医師、学生から不登校の子どもにまで及びます。

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その人の中に眠る輝く宝は必ずある

表現講座は、生徒との一対一の真剣レッスンです。
「同じボンベを共有しながら深い海へ宝物を拾いに行くような作業 」とおっしゃいます。基礎コースでは、3カ月かけて外見を変え、内面に入り、総合的にその人が良い方向へ変わることを実践していきます。

TVで紹介されたのは、声が出るにもかかわらず、筆談でしか他人と会話できない少年でした。
放送後の反響のあまりの大きさに「こんなにも悩んでいる親御さんが多いのか」と驚いたのだそう。「まさか、引きこもっている子どもたちと表現のレッスンがつながるとは思わないですもんね」

女優の時は演出してくれる演出家がいた経験から、今はひとり一人の「人生のプロデューサー」として、その人の輝く宝物を一緒に見つけ出すお手伝いをされています。

2回の胃がん宣告

脳出血から学んだ自らの自己改革。その体験を表現講座として開発し、多くの修了生を輝かせ、順風満帆と思われた矢先、今度は胃がんが見つかったのです。
今度は「不安と恐怖」との闘いでした。しかも2度目の胃がんも・・・。
「不安と恐怖を根こそぎ開放させてあげない限り、本当に治ったことにはならないなと気付いたんです」
「がんを治すだけではなく、がんを引き寄せてしまう自分の癖を直さないといけない」
この時、ゆらさんの人生がまた変わりました。

生活習慣を変え、衣食住にも心と体に良いとされることを取り入れ、内面の改革にも取り組み始めます。ヨガや茶道、自然食など、スローライフにふさわしい生き方に変わっていきました。
「がんになった後は、ていねいにこつこつ人生を生きるようになりました」
「外に向かっていたエネルギーを内に向けるようになり、自分を大事にし、無意識を整えるようになったんです」

・・・深い言葉です。”キャンサー・ギフト”ということばがあるように、がんは何かを気付かせてくれる人生の贈り物なのかも知れませんね。

「人間はしあわせになるために生まれてきたと思うんですね。しあわせになる条件が揃ったから幸福なのではなくて、病気であってもしあわせになれるんだと自分が体験したんです。『どんな状況にあっても、意識一つで人は幸せになれる』このことを講座の中でも生徒に伝え、それを体感することによって、出なかった声が出るようになったり、その人の中に元々ある光が輝き出すんです」

メインテーマとしていること

「人生を生きること」と「表現を学ぶこと」をリンクさせて欲しいとゆらさん。「学ぶ中で、自分の中の光と出逢ったら、人生でくじけそうになったときに、どうやったら自分の内面の輝きを出し切って生きていけるか。そういうところも今は平行して教えています。できれば、表現力を身につけながら、人生がみんなしあわせになるような、そういう講座になればいいなと思っています」と夢を語ってくれました。


<今後の活動>

●表現講座年末合同発表会
2019年12月22日(日)PM2:00~PM4:00
「生きることは、表現すること♪」~誰の中にも光があるⅡ~
(どなたでも見学可)
※詳しくは日本表現協会までお問い合せください。

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康有羅(こう・ゆら)さんからの“道しるべ”メッセージ】

人はしあわせになるために生まれてきたと言う話をしましたが、私が大事にしている「しあわせになるための5つの方法」をご紹介します。
1 笑うこと
忘れがちです。笑ってください。

2 許すこと
まだ許せていない人や出来事があれば、自分のために許してください。

3 感謝すること
人間はひとりでは生きていけないので、水、太陽、空気、自然、大切な人、家族、仲間、恋人。みんなに感謝してください。

4 信じること
今までもこれからも何があってもちゃんと生きてきたし、どんな問題にぶつかっても結果的に乗り越えてきました。現に今こうして生きています。今が最高に幸せで、これからも最高に幸せなんだということを信じてください。必要なものはすべて与えられています。それも信じてください。今こうして生かされている”自分”を信じてください。そして、どんなときにも愛を送ってくださっている大いなる存在・宇宙を信じてください。

5 死を恐れないこと
死ぬときに後悔しないように、生きているときに今を生き切りましょう。

難しいようで簡単なようで、簡単なようで難しいかも知れませんが、年末にどれかひとつでもやってみよう!と実践してみてください♪

 

目の前のことに全力投球。それがしあわせになる秘訣なのかもしれませんね。
ゆらさん、ありがとうございました♪

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次回の『幸運(しあわせ)の道しるべ』は…

 1月12日(日)15:30〜
 (再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
次回もお楽しみに!

(文責:中村のりこ)