ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、ハナビスト 冴木一馬さんをお迎えしました。
今年の6月ぶりにスタジオに来てくれたハナビストの冴木さん。
元々は報道カメラマンでしたが、花火に魅せられ花火に特化したカメラマンとして活躍しています。
花火の打ち上げ現場でより良い写真を撮るために、花火師の資格まで持っています。
なんと年間100日は花火を撮影しているのだとか!
そんな冴木さんは日本のみならず世界中を飛び周って、花火を撮影しています。
9月~10月はマカオにいたとのこと。
というのも、世界三大花火競技大会の一つ、マカオ国際花火コンテストが行われていたからです。
しかも今年はマカオ返還20周年、花火コンテスト開催30回目を記念して、例年より1夜多い6日間で行われました。
出場チームも増えて12ヵ国。
日本からも丸玉屋小勝煙火店さんが参加しました。
音楽に合わせて花火を打ち上げ、演出の素晴らしさを競い合うこの大会。
今回なんと日本が優勝しました!
日本の花火は世界一の芸術品と呼ばれているらしく、上がった瞬間、審査員席から拍手が沸き起こるんだとか。
海外の花火は単色な場合が多いそうですが、日本の花火はカラフルなのが特徴。
昇曲導(のぼりきょくどう)という尾っぽが出たり、「ピー」と上がる時に音が鳴るのも日本特有なんだそうです。
花火は尺玉の大きさのおよそ1000倍に広がるといいます。
そのため火薬を詰める時に1ミリでもずれると上がった時には1000ミリもずれてしまいます。
日本の花火は精巧ですが、本当にきれいな丸を作れる人は50人ほどしかいないと思うと冴木さん。
どうやってお客さんを楽しませようかと花火職人さん達は常に創意工夫をされているそうです。
マカオの花火大会には課題曲があります。
12ヵ国が同じ曲で花火を上げるわけなのですが、環境や文化の違いによって全く違う魅せ方になるのが面白いんだそう。
また元々火薬文化が根付かず花火が無かったアフリカや、紛争のため花火が製造出来ない場所が多いルーマニアも参加していたことに冴木さんは驚いたそうです。
次は11月9日に開催されるベルリンの壁崩壊30年記念イベントで上がる花火を撮影するためにドイツへ旅立つ冴木さん。
ハナビストとして、世界中の歴史に残る花火は全て記録します!と冴木さんは熱く語ってくれました。
11/3(日・祝)舞洲で開催された花火大会、QUEEN SUPER FIREWORKSのセットリストから選曲した音楽も織り交ぜてお届けしました。
■11/6(水)午後3時放送(再放送は11/6(水)午後9時、11/10(日)午後5時)