NPO法人 電線のない街づくり支援ネットワーク 事務局長 井上利一さん@植田洋子とTea For Two

2019/12/04

ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、NPO法人 電線のない街づくり支援ネットワーク 事務局長 井上利一さんをお迎えしました。

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景観を損ねたり、災害などの際に通行の妨げになったりする電柱。
電線を地中に埋めるなどの方法で「無電柱化」することにより、これらの問題が解決出来ます。
井上さんは、そんな電線のないまちづくりのサポートをする会社、ジオリゾームの代表取締役です。
しかし一社だけでは「無電柱化」を進めていくのは難しいと考えた井上さんは、NPO法人 電線のない街づくり支援ネットワークを立ち上げます。
立ち上げから12年が経った今では、IT関連や飲食店、主婦など、日本の電柱・電線に問題意識を持っていた会社や人々がたくさん集まりました。
海外に行って帰って来た時に、日本の電柱や電線の多さに驚いたという方が多いんだとか。
パリやロンドンなどの観光都市は、電柱が全くないんだそう。
それに比べて東京23区では、無電柱化されているのはたったの8%なんだそうです。

立命館大学で無電柱化についての講義もしている井上さん。
最初は知られていなかった無電柱化も、回を重ねるごとに知名度が上がったいるんだとか。
「何故わざわざ今あるものを無くすのか?」と疑問に思う学生も多くいましたが、変わっていっているそうです。

地震はもちろんのこと、台風の被害も増えている日本。
関東を直撃した大型台風15号では、電柱が1700本~2000本ほど倒れたと言われています。
そして家が壊れたり、およそ93万軒が停電したりと大変な被害に遭いました。
無電柱化していれば、こういうことは起こりえなかったと井上さんは語ります。
電力会社や通信会社の損害も、ものすごい額だったといいます。
災害を見越し、計画的に整備をすることにより、結果としてコストを削減することにもなるはずだと井上さんは話しました。

災害の時だけでなく、電柱は普段の道路有効幅員を狭くしているため、お年寄りやベビーカーなどが通行する際にとても危ないとのこと。
さらに車も自動運転の時代になっていくと思うので、AIが分かりやすくするためにも電柱はない方が良いそうです。
井上さんはこれからも無電柱化をサポートし、「社会の根っこ」としてを支えていきたいと語ってくれました。

NPO法人 電線のない街づくり支援ネットワーク 事務局長 井上利一さんに選曲いただいた音楽も織り交ぜてお届けしました。 

■12/4(水)午後3時放送(再放送は12/4(水)午後9時、12/8(日)午後5時)