タッキーたんけん隊「箕面市全市一斉総合防災訓練」(2)豊川南小校区の避難所@豊川南小学校

2020/01/17

tankenB01全市一斉総合防災訓練の現場を巡る、今回の「タッキーたんけん隊」。
東小学校を後にして、一行が向かったのは豊川南小学校でした。
学校の前には「避難所入口」と大きく書かれた黄色いシートが掲げられています。
中に入ると、運動場は遊ぶ子どもたちでいっぱい!ちょうど休み時間でした。
地区防災委員のみなさんは、体育館の中に受付を設置し、ここに校区各自治会の代表が安否確認の報告をしに来ます。
まずは、地区防災委員長の松出さんにインタビューです。
「今年も、参加しやすい催しをたくさん用意しています」
・振動実験教材「ぶるるくん」
・マンホールトイレ
・アルファ化米の炊き出し
スタッフは非常に多いが、一般の参加者を増やすのが課題。
呼びかけを広げていきたい、と松出さん。tankenB02「この地域は外国人のかたが多く、大阪北部地震のときは外国人の避難者がたくさんここに避難してきました。言葉、食事、文化が違うため、対応に悩む場面もありました。そこで、『外国人支援班』を新たに立ち上げ、対応できるようにしています」tankenB12マンホールトイレは、体育館を出たところ、校舎前に設置されていました。tankenB11
一人用の細長いテント。中をのぞくと、座面を外した椅子に円形の便座が付けられ、そこから下のマンホールへ管が伸びています。
子どもたちが物珍しそうに、次々とやって来て中をのぞき込みます。
担当のかたにお話を聞きました。
「災害時に、下水のマンホールを利用して仮設トイレを設置します」
設置もそれほど難しくはないとのこと。
実際の使用時には「使用中」の札を前に掲げて用を足します。
これまで、災害時の避難所では、トイレが大きな問題となっていました。水が使えず、流せないのでどんどん詰まっていき、それが避難者の大きなストレスにもなりました。
マンホールトイレがあれば、そういった状況を相当改善することができます。
テント地タイプのほか、最近ではパネルタイプのものもあり、プライバシーについても、より使い勝手が向上しているそうです。tankenB10tankenB06tankenB07tankenB08tankenB03tankenB05体育館の中では、防災グッズの展示や防災動画の上映、アルファ化米の炊き出しも行われていました。
「これ、持って行って!」
海鮮おこわとわかめごはん、そしてインスタントみそ汁の振る舞いも。
お昼ご飯にいただきます!tankenB04tankenB14
ユニークな体験コーナーは、振動実験教材「ぶるるくん」。
ちょうど休み時間が終わって、授業の一環として子どもたちが見学に来ました。
担当の男性が、子どもたちに説明します。
机の上には、二階建ての家の骨組み模型。
スイッチを入れると、ガタガタ、ゆさゆさ、と横揺れが始まり、だんだん揺れが大きくなります。ついに家が傾き、1階部分がひしゃげるように崩れ落ちました。
柱の間に斜めの筋交いが入っている場合と入っていない場合で、耐震性が大きく変わること。それを直接見て体験できる、これはなかなかの優れものです。子どもたちも、興味深そうに見守っていました。tankenB13