毎週土曜日あさ11時から12時まで 普段はメイプルホールロビーから公開生放送している「みのたんらじお」。(箕面市提供)
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、船場東のタッキーのAスタジオから放送しています。
内容はいつもと変わらず様々な情報やゲストとともに過ごす1時間です。
箕面でイキイキと活動する皆さんをお迎えしてお話を伺うコーナー「みのおコレ一番!」にはプロBMXライダーの志賀勇也さんとお電話を結びました。
競技用自転車BMXでも「フラットランド」という「陸上のフィギアスケート」と呼ばれる自転車を使ってアクロバティックな技を披露する競技でプロライダーとして数々の大会に出場され、またパフォーマーとして国内外で活躍中です。
箕面生まれ箕面育ちの志賀さんは7年前にもみのたんらじおに登場してくれています。その時は中学3年生!まだBMXを始めたばかりの頃でした。そして7年の時が流れ、「まさか自分がプロになってるとは!と自分でもビックリしますよね。驚きの展開です」と茶目っ気たっぷりに話してくれました。
BMXのフラットランドでは日本は世界でもトップクラスのレベルだそうで、バランス力、体幹が必要とされるスポーツです。技を磨き鍛えるためには毎日のトレーニングは欠かせませんが、その一方で実は誰でも楽しめる競技なんだそうです。志賀さんはインストラクターとしても子どもから大人まで幅広い年代に指導されています。一番小さい子だと3歳から上は50代後半までの方がBMXを楽しんでます。人が大好きなので、教えることも楽しいそうですよ。もっとたくさんの人にBMXの魅力や楽しさ、そして大好きな箕面をPRするため昨年11月から「箕面BMX大使」も務めていらっしゃいます。
残念ながら今は活動ができない状態ですが、でも今だからできることとしてYouTubeチャンネル「BMX Performer YUYA」で、自ら撮影編集した動画もUPされています。「今まではチームのスタッフがやってくれてたのですが、この外出自粛期間中に編集とか勉強してやってみよう!」と前向きに考え、発信しているそうです。
そんな志賀さんですが、実は数年前、選手生命どころか命さえ危なかったという大事故に見舞われました。「視力や体に後遺症が残るでしょう。でも生きているだけでも奇跡ですよ」と主治医の先生に告げられ絶望の淵に立たされた時、「このまま死んでしまったら、20歳の俺、何がしたかった?何が心残りやろう?ってずっとベットの上で考えてて、そしたらやっぱりもう一度BMXに乗りたい!世界の舞台に立ちたい!って思って、そこからは早く治したいという気持ちしかなくて、気持ちが強すぎて痛みを忘れて無理して倒れてしまうほどリハビリに集中しました。」と。リハビリの先生たちもおどろく回復と、そしてダメだ思われていた視力さえも治っていたそうです。
そして1年後、見事に復活!!!
ご自身の体験から「諦めずに自分を信じて頑張れば治る!信じたことは叶う!」とたくさんの人に伝えたいそうです。
最後にこれからの目標を教えていただくと、「世界チャンピオン!!!それからもし、オリンピックの競技に選ばれたらオリンピック出場!!!」とはっきりと答えが。志賀さんのお話を聞いていると、「その目標、絶対叶うでしょう」と太鼓判を推したくなりました。「諦めずに自分を信じて頑張れば治る!信じたことは叶う!」という言葉がこれほどまでに伝わる人はいないな・・・と、とても励まされ、力になった時間でした。
2020年5月16日(土)朝11時から放送「みのたんらじお」
この時のお話はタッキーのYouTubeチャンネルで聞くこともできますよ。