ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、社会福祉法人豊中のぞみ会 理事長 大矢寛治さんをお迎えしました。
元ザ・フェニックスホール支配人である大矢さんは、この番組の常連さんでもあります。
今までおじいさまの有賀文八郎さんを始めとした錚々たるご家族の歴史や、大矢さん自身の音楽人生についてお話してくれました。
そんな大矢さんは現在、社会福祉法人豊中のぞみ会の理事長をしています。
社会福祉法人豊中のぞみ会は生活介護施設のぞみ園とグループホームのぞみ荘を運営している法人です。
1985年に日本で初めて障がい者の私立介護施設を設立しました。
大矢さんが関わることになった最初のきっかけは娘さん。
2歳ごろに障害があることが分かり、のぞみ園にお世話になることになったのだとか。
仕事で忙しくしていた大矢さんは、娘さんのことを奥さんに任せきりにしていたといいます。
でもそんな時に突然奥さんが亡くなってしまいます。
娘さんは非常にショックを受けてトイレにも行かなくなってしまい、大矢さんはその始末などに追われることになります。
当時の理事長に大矢さんは「こういう時のためにグループホームがなくてはいけない」と話していたそうです。
その後、グループホームのぞみ荘が出来て、娘さんもそこに行くことになりました。
そしてガンで亡くなってしまった理事長に代わって、大矢さんがその職に就いたんだそうです。
のぞみ会には恒例のチャリティーコンサートがあります。
2/23(日)に豊中教会で行われるコンサートでは、箕面市出身のヴァイオリニスト横山亜美さんがコンサートマスターを務める「セレーノ・チェンバーオーケストラ」が出演するそうです。
娘さんもクラシック音楽が大好き。
意思の疎通が難しいと感じたこともあったそうですが、音楽は熱心に聴いてくれるのでそれが救いになったと言います。
生の演奏会に行っても演奏中は声を出さずに一心に聴いているそうです。
拍手も他のお客さんとはワンテンポ遅れるんだとか。
みんなが拍手をしている時はまだ音楽を味わっているのかな?と大矢さん。
そしてひとたび拍手を始めると、自分の興奮がおさまるまでしているんだそう。
正直だから拍手がもらえないんじゃないかと思うと緊張する。どんな評論家よりも怖い。とチェンバロ奏者の有賀のゆりさんも言っていたみたいですよ。
上方文化評論家 福井栄一さんに選曲いただいた音楽も織り交ぜてお届けしました。
■2/5(水)午後3時放送(再放送は2/5(水)午後9時、2/9(日)午後5時)