歌手 奥野ひかるさん@植田洋子とTea For Two

2020/04/01

ステキなゲストをお迎えして、楽しいトークと素敵な音楽をお届けします。
お茶でも飲みながらステキな午後をお楽しみください。
今週は、歌手 奥野ひかるさんをお迎えしました。

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「人の役に立つ歌手にならなあかんで」というおばあさんの遺言から、被災地の仮設住宅で歌う奥野さん。
「仮設の歌姫」「復興の歌姫」と呼ばれ、被災地の人々に歌で元気を届けています。
3歳の頃から民謡を習い、8歳の時から連続で10回も賞を獲ったことがあります。
歌を頑張ったのは、全ておばあさんの笑顔が見たいから。
だからおばあさんが亡くなってしまった時に、歌う意味を見失ってしまったといいます。

そんな風に過ごしているうちに、東日本大震災が発生します。
奥野さんはそこでおばあさんの遺言を思い出し、被災地に降り立ちました。
しかし最初はなかなか復興も進まず、歌には何の意味もないんじゃないかと心が折れかかってしまったそうです。
そんな時、津波で娘さんを亡くしたある一人のお母さんに出会います。
奥野さんの歌を聴いた後、お母さんは「死にたい」と言ったそうです。
奥野さんはとっさに「死ぬなとは言わないけれど、もうちょっと待ってほしい」と言います。
歌を作るから、それまで待っていてほしいとお願いしたんだそうです。
そして天国の娘さんだったら……と考えて作った曲を、お母さんに届けました。
その曲を聴いたお母さんから「もう一度生きてみようと思う」と言われた時、やっていてよかったと思ったそうです。
それから仮設ライブをやめようと思ったことはないんだとか。
むしろもっと力をいれて頑張ろうと決意したそうです。

そんな奥野さん、ご自身も1年半仮設住宅に住んでいたそうです。
奥野さんは交通費なども全て自費で仮設ライブをやっています。
そのため被災地の方々が「お金がなくなったらひかるちゃんは来てくれなくなるんじゃないか?」と不安に思われたそうなんです。
そしてみなさんで自治体に「ひかるちゃんを仮設住宅に住ませてあげてほしい」と嘆願書を出してくれたんだそう!
最初は正直二の足を踏んでしまったそうですが、お母さんに「仮設の歌姫なのに住まへんのか?」と言われ、住むことを決心したんだとか。
結果的に、住んだからこそ仮設住宅の生活が理解できて良かったといいます。
カビが多く、肺を悪くする人がいること。
カーテン1枚で仕切られていて、1~7軒までが繋がっているため他の家族の生活音が聞こえること。
でも悪いことばかりではなくって、みんなが温かみのある家族になれること。
そんな良いこと悪いことを、奥野さんは人に教えることが出来るようになったといいます。

これからも奥野さんはその明るい笑顔と歌声をさまざまな人々に届けてくれると思います。

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歌手 奥野ひかるさんに選曲いただいた音楽も織り交ぜてお届けしました。 

■4/1(水)午後3時放送(再放送は4/1(水)午後9時、4/5(日)午後5時)