zoomでゲスト・第3弾!森乃石松さん・・・「月亭天使のエンゼル演芸場」

2020/07/26

tenshi_200726女流落語家・月亭天使がお送りする「月亭天使のエンゼル演芸場」。
落語についてのあんなことやこんなこと、そ、そんなことまで!?おしゃべりしてしまう、魅惑の30分です。
●放送時間:第4日曜日午後2時~2時30分/午後9時/翌日の月曜日午後2時(3回放送)

新型コロナウイルスの影響で、ビデオ会議アプリ「zoom」を利用した収録が続いています。
これまで、若手の桂源太さん、女流の露の棗さんにご参加いただき、分割画面上で大いに語り合ってもらいました。
zoomでゲスト・第3弾はこのかた!

「どうもー、エンゼルパイ大好き、森乃石松でーす」

二代目森乃福郎(もりの・ふくろう)門下、芸歴18年の先輩落語家さんです。
もともとショーパブで漫才をやっていた石松さんは、落語家になろうと思いますが、弟子入りの方法がわからない。
街角で師匠をまちぶせ?
ちょうどストーカー規制法の取締りがきつくなった頃で、間違って捕まってもかなわんし・・・。
そんなとき、馬おじさんという知り合いの芸人を通じて、落語家を紹介してもらうことに。
向かったのは「彦八まつり」、落語家の落語家によるファンのための祭典。
たまたまテントの中で酔っぱらっていた、とある師匠に
「おっちゃん、笑福亭になりたいねんけど・・・」
「去ねコルア!」
一喝されて、すごすごと退散。
別の師匠には
「落語会に行って、その人の芸か人柄に惚れないと続かないよ」
ふだん女か酒の話しかしない師匠に、珍しくまともなアドバイスをいただきました。
なるほど・・・と後日出かけた落語会で、森乃福郎師匠の高座を観て「この人だ!」と直感。
他に弟子がいないことを確認し、手紙を書いて弟子入りを認めてもらいました。
見習い期間を経て、芸名が決まったのは1年過ぎてから。普通は3カ月ほどで名前をもらえるそうで、それまでは不安な日々が続きました。
いろいろ考えた挙句

森乃石松

という名前に決まりました。
「『し』が入る名前にしてほしいと頼みましてん」
芸名に「し」がつくと売れる法則があるそうで、志村けん、松本人志、森田一義(タモリ)、明石家さんま、やすしきよし、なるほど錚々たるビッグネームばかりです。

「それがあんまり関係なかったことを知った18年間でした」

それはともかく、清水次郎長の一の子分・森の石松と同名ですから、ある意味、米朝師匠よりも知名度が高い!?
すぐに覚えてもらえるのは良いのですが、地方の落語会などで

「どうも、森乃石松です」
「演目はわかった。で、あんたは誰や?」
「いや、だから森乃石松ですって」
「演目と違う、あんたの名前を聞いてんのや」

このやりとりが何回か続くそうで、なかなかわかってもらえない・・・。
また、若い世代には「ガッツ石松」由来と思われたり、もっと下の世代はガッツ石松すら知らなかったりするそうです。

石松さんは、何事もやり始めると徹底的にやってしまうタイプのようです。
足の踏み場もない部屋の断捨離を始めて「別室?」というくらいに生まれ変わらせたり。
ダイエットを始めて半年で60キロ痩せて、その後40キロリバウンドという、意味の分からない記録を残したりも。ダイエットの宣伝チラシでもそんなん見たことありませんよ!?
まるでダウ平均株価のように乱高下する体重曲線。ひょっとしたら、石松さんの体重とぴったりリンクした銘柄があるかも。
石松「それ、絶対買いますわ!」(笑)

森乃石松 twitter