「デイライトタッキー」第5水曜日放送の「発見!技あり日本」では
日本が世界に誇る技や特産品をご紹介しています。
今回は、神戸タータン協議会 石田原 弘さんにお話を伺いました。
神戸の街をイメージした おしゃれな「神戸タータン」。
「タータン」とは縦横の色と配列が同じ正方形のチェック柄のことで、
19世紀にスコットランドで確立しました。いわばタータンの本場。
世界で「タータン」を名乗るには、スコットランドでの承認を得る必要があります。
もちろん神戸タータンは承認されています。
神戸のイメージカラーを凝縮した「神戸タータン」がスタートしたのは2017年、
神戸開港150年記念がきっかけでした。せっかくの150年記念を、イベントなど
単発で終わらせるのではなく、将来神戸の財産となるようなものをと考えたから
だそうです。
「神戸タータン」のベーシックカラーは5色。
港 神戸の海のブルー、ポートタワーや神戸大橋の赤、街の建築物や神戸の特産品
である真珠をイメージした白、都市部のアスファルとをイメージしたグレー、
そして六甲山の緑です。
(石田原さんのネクタイ、お持ちのティッシュボックスをご覧ください)
現在「神戸タータン」はネクタイ、バンダナ、マスクといった布製品から、
カバン、文房具、傘、エコバッグ、スナック菓子のパッケージまで300以上商品化
されています。
その中から下敷きとクリアファイルのセットが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため
入学が遅れた神戸市内の全小学一年生 12,000人にプレゼントされました。
他にも傘のシェアリング「アイカサ」やエコバッグなど、神戸市や大学生と連携を取りつつ
地元への貢献も行なっておられます。
実は石田原さんのご本業は洋服店(テーラー)。
神戸タータンの原案は、もともとご自分のお店で扱う布地の柄として考案された
ものだそうです。
昨年、ラグビーワールドカップの試合が神戸で開催されました。その際、
スコットランド代表を取材に来ていたBBCのスタッフが、三宮で偶然「神戸タータン」を発見。
石田原さんのところに取材に来られ、BBC公式Twitterに掲載されたのは、
嬉しい驚きだったそうです。
また、石田原さんは大学で教鞭もとっておられ、学生さんと「神戸タータン」グッズを
考案することもあるそうで、まさに産学協同の中心となっておられます。
今後の展望について、石田原さんは
「神戸というのはおしゃれな街、と言われますが、これといった地場産業がありません。
神戸タータンを一種のアイコンとして定着させ、商品を広めていくことで
神戸を盛り上げていきたい」と語っておられました。
興味のある方は、公式HPをご覧ください。→神戸タータンホームページ
【プレゼントのお知らせ】
神戸タータン協議会さんから、タッキーをお聞きの方にプレゼント!
青色が印象的な神戸タータンのクリアファイルと下敷きのセットを5名の方に。
(神戸市の新小学一年生に贈られたものと同じものです)
ご希望のかたは 住所、氏名、電話番号を忘れずに「技あり日本」係まで。
番組へのご感想も添えてくださいね。
電話:072−728−3210
FAX:072−728−3733
メールアドレスは816@minoh.net
締め切りは8月4日(火)、ご当選者の発表は8月5日(水)のデイライトタッキーで。
たくさんのご応募お待ちしております。
(文責:千波留)