クラフトビールのストーリーを知るともっとおいしい!@クラフトビールCLUB

2020/09/06

クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。

CBC20-09 8月は猛暑の連続、熱中症と感染症の対策でマスクをつけたり、外したりで本当に大変でした。
最近僕も家飲みが多くなって、いろいろとビアショップや通販で買って飲んでいるんですが、原料やネーミングなどに由来する話にひかれて買うケースが結構あるんです。
 まずは「タラオビア」をご紹介しましょう。tarao
滋賀県甲賀市信楽町に多羅尾という地区があります。
信楽町はみなさんよくご存じの信楽焼で有名な町ですね。
多羅尾という地名は平安時代の初めに空海が付けたという言い伝えがあります。
この地区のおじいさん、おばあさんが作る各家のお米を集めて、これを副原料として作ったクラフトビールがあるんですが、なんとこれを番組宛に送っていただきました。
僕と和ちゃんで早速いただきましたよ。
和ちゃんの感想は、オフフレーバーも無く、すっきりとした味わいの中に苦みも甘味もしっかりあるきれいな出来栄えのビールです、ということでした。
僕は、多羅尾のおじいさんの頑固さと、おばあさんの優しさが合わさったような本当にうまいビールという印象でした。
お米と酵母の高い香りに、後味の甘みとコクが特徴の大変おいしいスチームビールです。
これは同じ滋賀県のHINOブルーイングで醸造されているんですね。
飲んでみたい、多羅尾ってどんなところだろうと思ったかたは多羅尾の家で検索してみてください。
のどかな山間(やまあい)の風景や、古民家をリノベーションしてできた宿・多羅尾の家の内容が分かります。
僕もいつか多羅尾を訪ねてみたいですね(そしてそこでタラオビアを飲みたい!)。
 続いて、「SUIGEN」というビールです。SUIGEN
ラベルにはアルファベットで書かれています。
このビールは、日本の水の神様の総本宮として知られる京都・貴船で満月の夜に採取された水を用いて醸造されたものです。
柚子を使用した柑橘系の香りが特徴の無濾過、非熱処理のビールです。
8.5%と結構アルコール度数の高いビールです。
貴船の川床(かわどこ)料理の店・右源太と箕面ビールとのコラボ商品で、川の上に張り出された座敷で料理をいただきながら飲むことができます。
地名としての貴船は「きぶね」と読み、貴船神社は「きふねじんじゃ」と濁らないのです。
神社は水源の神様を祭っているので濁ってはいけないということですね。
NEKONIHIKI 伊勢角屋の「NEKONIHIKI」のラベルには「アメリカ東海岸で広まった新しいIPAを、アメリカのカルミネーション・ブルーイングさんとコラボレーション醸造いたしました。白濁した外観と、瑞々しいホップの豊かな香り。滑らかなのどごしと柔らかな口当たり、鼻に抜けるホップの存在感と苦み、芳醇な余韻と爽やかな飲み応えを、両立したIPAです。」と書かれています。
和ちゃんによると、ちょっと濁っていてホッピーなおいしいビールです、ということです(分かりやすい!)。
醸造所では古来、原料の麦芽を狙うねずみのために、「ウィスキー・キャット」や「ブルワリー・キャット」と呼んで大切にしていた飼い猫がいました。
カルミネーション社長のトーマス家には「ABBY(アビィ)」という名の猫、伊勢角屋社長の鈴木家には「ぎん」という名の猫が、大切に飼われています。
猫好きオーナーのコラボビールということで、ABBYとぎんの「ねこにひき」です。
ちなみにラベルの猫は違う猫のようですね。
 ご近所情報として阪急箕面駅前の北摂スパイス研究所を紹介させていただきました。
ここは昼はスパイスカレー、夜は多様なスパイス料理で有名なお店なんですが、おいしい箕面ビールの樽生(定番4種類と限定1種類)が飲める店でもあるんです。
箕面ビールのピルスナーとスタウトのハーフ&ハーフはお勧めですよ。hokusetsus クラフトビールって一つ一つにストーリーがあるんです。
原料に使われる地域の特産物、その地域や環境、ブルワリー自体にもストーリーがあります。
そのストーリーを知り、ブルワリーに思いを馳せながらビールを飲む…よりおいしく感じることができます。
コロナが終息したらリアルな旅に出かけましょう。
ビールで明日を幸せに。SUPPORT YOUR LOCAL PUB&BREWERY
 ではみなさん、次回10月4日の放送をお楽しみに!
(文責:風間佳成)
■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)

【参考】
タラオビア
HINOブルーイング
多羅尾の家
右源太
伊勢角屋「NEKONIHIKI」
北摂スパイス研究所