zoomでゲスト・第6弾!桂笑金さん・・・「月亭天使のエンゼル演芸場」

2020/10/25

tenshi_201025女流落語家・月亭天使がお送りする「月亭天使のエンゼル演芸場」。
落語についてのあんなことやこんなこと、そ、そんなことまで!?おしゃべりしてしまう、魅惑の30分です。
●放送時間:第4日曜日午後2時~2時30分/午後9時/翌日の月曜日午後2時(3回放送)

ビデオ会議アプリ「zoom」を用いて、これまで後輩の若手落語家や先輩のかたなどにゲスト出演していただいてきました。
今回はzoomでゲスト・第6弾!

「桂笑金(かつら・しょうきん)です」

入門3年目、桂三金門下。
三金師匠の急逝により、現在は桂文枝師匠の預かり弟子という立場に。
その文枝師匠からは「これからも三金一門としてやっていきなさい」と、優しい言葉をかけてもらいました。
笑金さんがお笑いの道へと踏み出したのは、大学4回生のとき。
吉本興業の運営する、お笑いの脚本づくりなど裏方を養成する学校に入ります。
その後、吉本興業の契約社員になりますが、「やっぱり表舞台に立ちたい」と芸人の養成所へ。
もともと吉本のお笑いが大好きで、大学の卒論も「吉本について」のテーマで出したというから筋金入りです。
「自分の書いたものがやりたい」という思いを強く持っていた笑金さん。
コンビ漫才も経験し、オーディションで30組中ベストスリーに入ったことも。
その後、やっぱり一人が性に合っていると感じ、模索する中で落語へと意識が向かいます。
「古風な雰囲気を取り入れたネタに魅力を感じていました。新作落語というジャンルを知り、自分に合うと思ったんです」
師匠を探すうちに、桂三金師匠が新作も手掛けていることを知るようになります。
不思議なことに、一旦三金師匠を意識し始めると、何かと「桂三金」の名前が目につくように。

運命の人・・・なのね・・・
もう、あなたしか、見えない・・・

何かに導かれて(笑)、三金師匠の胸に飛び込んで行った笑金さんでした。
三金師匠はかなり太めの体格で、自身でもそれをネタにしていました。
笑金さんは「お前、なんで太らへんのや」と師匠に言われていましたが
「いや、別に太さに憧れたわけやないねんから・・・」
昨年の11月に突然亡くなった桂三金さんですが、エピソードの数々からその人柄がしのばれます。

「妖怪など、この世のものでないものが好き」という笑金さん。
自作のネタでもお化け、閻魔、あの世チックなものがよく登場します。
「向こうから来よるんですわ」
今後は「妖怪落語」が自分の代名詞となるように。
妖怪落語といえば笑金、笑金といえば妖怪落語。
そんな存在になれるよう「がんばります!」。
その暁には、あの世の師匠も化けて出てくれるかも・・・?

桂笑金 twitter