『しあわせの道しるべ』(30分番組)
第2日曜 15:30〜
(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
誰にでもある人生のターニングポイント。
そのとき、何を感じ、どう選択していったのか。
フリーライター・コーディネーター 中村のりこが、
公私で出会う素敵な方々を毎月ゲストにお迎えして、
その方の人生の転機についてお話を伺っていく対談番組です。
大きな波を起こすものではないけれど、
ラジオを聞く人の心に、小さな道標ができる。
そんな番組をめざしています。
今回のゲストは・・・
レイヨーグ講師・スマホ写真講師
Arya(アーリヤ) こと 新宮文子(しんぐうふみこ) さん
2005年 新宮風香という名前で女優業を開始。
2014年 女優業以外の道も模索し、ウエディングのエンドロール動画編集業を始める。2015年 娘の妊娠を機に女優業、動画編集の仕事を辞める。
2016年 未婚シングルマザーとして娘を出産。
2019年 1年の育休を得てコールセンターで働くも体調を崩し、退職。
その後、ヨガ教室のワークショップ等に参加するうちにレイヨーグに出会い、レイヨーグパフォーマンス公演にも出演するようになる。
2019年 11月にレイヨーグ講師になるべく特別講習を受講。
2020年 レイヨーグをもっと深く学ぶため、娘を連れてインドへ渡航。インド古典舞踊カタックも学ぶ。
帰国後、世界初のレイヨーグスクール Aditya LayYog Schoolの立ち上げに関わる。
レイヨーグの芸術的要素に軸をおいた感情開放クラスとレイヨーグのワークを取り入れたスマホ写真講座を考案。現在はAryaとして活動。
インドの一流アーティストも参加する一大プロジェクト『はたおりプロジェクト』をAditya LayYog Schoolの仲間と企画中。
インドのクルタという衣裳で登場してくださったのは、レイヨーグ講師・スマホ写真講師 Arya(アーリヤ)こと新宮文子(しんぐうふみこ) さん。
本当に透明感のある女性です♪
レイヨーグとは
ヨガの一種で「動く瞑想」と呼ばれています。
音楽の流れと共に、手の動きなどを使って行う舞踊のようなヨガで、元々はインド伝統舞踊「カタック」の中にある手の動き「ハスタ」を用いたものですが、その動きや位置によって意味がちがうのだそうです。
最初ワークショップ受講生として参加したAryaさんでしたが、師匠から学んで行くうちにどんどん内観が深まり、涙がこぼれてきたのだとか。
手の動きにはそれぞれ意味があり、まず、天に向かって自分を開け放つ動き。
そして、自分と目の前にいる相手に対してアプローチする動き。
自分ののぞみを天に向かって宣言する動き。
想いを伝えるための動き。
周りの人たちと自分との考えの違いなどをただ受け入れるための動き。
自分自身を見つめるための動き。
そして、今自分があるのは、両親やこれまでつながってきた過去のご先祖様があってこそなのだと認めて受け入れていこうという動き。
さまざまな動きを通して内観していくようすは、まさに“動く瞑想”ですね。
「新宮風香」という名前で女優業、そして、ウエディングのエンドロール動画編集の仕事に携わっていたときに、娘さんを妊娠したことがわかりました。
迷いの中でも、ひとつひとつ見極め、選択して行き、シングルマザーとして生きる道を進まれたAryaさん。
その後、ヨガ・ワークで、マナノワ(現ADITYA)代表Mana Annju(マナ・アンジュ)さんと出会い、それが大きな人生の転機となりました。Mana Annjuさんを通して、インドの師匠であるレイヨーグの発案者Mukta Bhardwaj(ムクタ・バルトワージュ)とつながり、レイヨーグに出会うこととなったのです。
また、それまで、ひとりで娘さんを育てるんだ!と張り詰めていたAryaさんに、「人に頼ってもいいんだよ。みんなで育てていく場を作ろうよ」ということばはあたたかく、自然体でいいんだと気付いたそうです。
なんと、今年の初めには、みなさんの協力もあり、4歳の娘さんを連れて1ヶ月間のインド渡航も実現!師匠のお寺で行われるヒンディー教の一大イベントでレイヨーグ・パフォーマンスを披露するためのインド訪問でした。現地の方々も、日本人がここまでインドの伝統舞踊を受け入れていることにびっくりされたんだそうですよ。
Aditya LayYog Schoolの立ち上げ
そして、満を持して、ついに世界初のレイヨーグスクールを池田で立ち上げられたのでした。現在は、20名ほどのメンバーで活動。池田駅徒歩2分のビルで、才能豊かなメンバーと共に、スクール、ワークショップやマルシェ等を定期的に開催されています。
雑貨店『ラティカ』も併設された空間は、とても空気が軽く、居心地の良い明るい空間では親子で過ごせるよう、キッズスペースも完備。Aryaさんも4歳になった娘さんと一緒に通う日々なのだとか。Adityaという名前は、「太陽の輝き」という意味。
その名の通り、来た人は癒されて帰って行かれるのだそうですよ。納得!
そして、注目はスマホ写真家としての顔。
レイヨーグ講師、スマホ写真講師 Arya(アーリヤ)として、ウェディング映像編集時に培った見せ方や撮り方のノウハウに加え、感受性や表現力を広げていったもらうためのレイヨーグも取り入れたスマホ写真講座をスタートしました!
まさに、Aryaさんならではの講座となっています。
「動いていないように見えるものにも実は感情があって、その一瞬を写真家は切り取っていると思っています。そんなこともお伝えしていきたいですね」
他とは違うAryaさんらしい講座♪ ワクワクしますね♪
インドのサリー(7mほどの一枚布)は着物に似ています。池田にある織姫伝説ともつながり、さらに、豊能エリアは龍神伝説が多いこともあって、現在、Aditya LayYog Schoolでは、それらを取り入れた創作芸術プロジェクトが進行中。
そして、その話を聞いたインドの伝統芸能の大御所師匠たちも世界に通じるものを創り上げようと賛同し、日本とインドを結ぶ「はたおりプロジェクト」として、来年春の公演に向けて動き出しています。公演演目〘神衣ーkamisoー〙
日本から世界へ。インドと日本を結ぶ大きな芸術プロジェクトがはじまっています。
【Arya・新宮文子さんからの“道しるべ”メッセージ】
まずは、自分が本当にワクワクすること心から幸せを感じることを見つける為に内観します。そして、それをアウトプット出来る場を作ります。そうすると、今がどんな状況でも、自ずと道が見えてくるし、仲間もできます。私もそのスタートに立てた状態で、ここまで回り道ばかりしてきたと思います。でも、その回り道も私には必要だったのだと、物事は全てベストタイミングで巡ってくるのだと感じるようになりました。どんな方法でも良いと思いますが、悩んだり不安を感じたら、自分に合う方法でまずは自分を内観するところから始めてみませんか?
自分の進むべき道は、自分が一番知っている。だから内観して心の声を聞くことは大事ですね。
Aryaさん、ありがとうございました♪
【♪放送された音源はこちらをクリック♪】
12月13日(日)15:30〜(再放送:同日夜22:30〜、翌月曜15:30〜)
次回もお楽しみに!
(文責:中村のりこ)