クリスマス&ウィンタービールの楽しみ方と御堂筋の今昔@クラフトビールCLUB

2020/12/06

 クラフトビールってどんなん?という飲んだことのないかたから、クラフトビールにめちゃめちゃ詳しいコアなファンまでが楽しめるトーク番組(第1日曜15時初回放送)。
クラフトビールの醸造から販売までを手がけ、ビアジャッジの資格を持つ谷和(たに・あい)と、旅のプロ・風間佳成(かざま・よしなり)がクラフトビールの魅力や最新の話題などを語ります。
cbc12 クリスマスの季節がやってきました!
マスクをしたサンタクロースが登場したり、子どもたちにうつさないようにプレゼントを配るのをやめたりとか混乱していますよね。
クリスマスパーティーもオンラインでというかたも多いのではないでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、各社が出しているクリスマスビールのオンライン飲み会です。
クリスマスバージョンのラベルも楽しいし、この季節ならではの限定ビールも発売されます。
ぜひビール専門店をのぞいてみてください。
外出自粛ですので通販もいいですね、「クリスマスビール」でクリックするとたくさんのビールが出てきますよ。
 そもそもクリスマスビールってどんなん?普通のビールと何が違うの?という疑問を持たれるリスナーのかたもおられるかもしれませんね。
クリスマス、あるいは冬季に限定して造られるシーズンビールのことをいいます。
夏のようにごくごく飲むのではなく、じっくりと味わいながら飲むのに適したビールです。
したがってアルコール度数は高め、また体がぽかぽかするようにスパイスを加えることが多いです。
シナモン、グローブ、リコリスなどがよく使われますね(長期保存ができるメリットも)。
いつものグラスを変えてワイングラスでゆっくり飲んでみるのもいいですね。
ビーフシチューとかローストチキンなどにとっても合います。
なんとケーキにも合うので試してみてください。
ラジオでも紹介したベルギーのデリリュウム・クリスマスはトレードマークのピンクの象がサンタ帽をかぶったり、トナカイに乗ったりして飲む前からうきうきとした気分にしてくれます。
この醸造所の代表的なビールは「デリリュウム・トレメンス」ですが、この名前はオランダ語で「アルコール中毒による幻覚症状」という意味だそうですよ。
このビールを飲むとピンクの象が見えるそうですが、僕も好きでときどき飲みますが、まだピンクの象が現れたことはありません。
 ファーイーストブルーイング(山梨県)の馨和KAGUA Rouge&Blancは赤・白のラベルで、お正月ビールとしてよく飲まれています(おせち料理に合います!)。
 和ちゃんの店(阪神百貨店seed、BASE)ではオリジナルのおとそビールが販売されます。
2021年はクラフトビールから始めてはいかがですか?
 さて、今回の話題は御堂筋です。御堂筋イルミネーション・HPより
僕が仕事で関わった恒例の御堂筋イルミネーション2020が開催中です。
11月3日から12月31日まで梅田から難波にかけて、全長4kmのイルミネーションです。
御堂筋を7つのゾーンに分けて、それぞれのゾーンで違った色の重なりを表現しています。
特に本町から心斎橋のゾーンでは今までになかった色彩が変化するフルカラーLEDを装飾してあってすっごくきれいです。
また、今月14日から25日までは中之島中央公会堂を中心とした中之島エリアの光のルネッサンス2020もありますので、併せてぜひ楽しんでいただきたいと思います。
イエローエイプクラフトThe kitchen&The bottle shop その際にぜひ立ち寄ってほしいのが、淀屋橋のオドナというビルの1階に先月(11月)オープンしたイエローエイプクラフトThe Bottle shop & The kitchenです。 ここはユニークなシステムで人気急上昇。
お店に入るとまず(1)カードを受け取ります、(2)グラスを選びます、(3)20種類あるクラフトビール中から自分の飲みたいビールを決めます、そして(4)そのビールのところにカードを置いて、(5)自分でタップを操作して、好きなだけグラスに入れて飲むことができるんです。もちろん勘定は飲んだ量だけ支払います。ビールリストを見ると、なんと1ml2.9円とか3.5円とか書いてあります。
単価2.9円のビールを200mlを注いだら、580円となるということになります。
カードに飲んだ分が記録されるんです。ボトルビールや缶ビールも買うこともできますよ。
御堂筋を北に向かっていくと、箕面市の新船場南橋~新船場北橋を通ってみのおキューズモール、そして、トンネルを抜けると止々呂美方面へ行きますよね。
実は箕面の新御堂沿いは1980年から90年代にかけて、関西の若者にとって本当にオシャレなエリアだったんです。
もちろんトンネルなどはありませんでした。
新御堂を車で行くと、どん突きはT字になっていて、突き当りで箕面池田線を右か左へ行くしかなかったんですよ。
今の萱野小学校前のバス停から白島北のバス停までの間の道沿いに、若者に大人気のスポットだった「サンタモニカ」「ピレーネ」、そして「ウエストウッド」「12.6」「D-LIVE」など、おしゃれなカフェレストランやバー、雑貨店などがあったんです。
名前を聞いただけで青春時代を思い出すかたもおられると思います。
昼間見たら店の周囲は田んぼだらけでしたけど、夜はライトアップされたウエストコースト風の、とにかく彼女と車で絶対行きたい店が立ち並ぶトレンディーなエリアだったのです。
この一番北の角っこにあったのが「オーガスト」というカフェバー。
当時珍しいハイネッケンの生がおいてあって、僕は家が近かったのでそれを飲みによく通いました。
新御堂筋の拡張工事でなくなってしまいました。なんかさみしいですね。
 もう一つの話題は、阪急箕面駅から箕面の滝に向かう滝道に入ってすぐに樋口酒店があります。
なんとそこに、そこにしかない箕面ビールのピルスナーが売られているんですよ。
箕面ビールのピルスナーといえば定番ですが、ここで売られているのは、なんとラベルが滝ノ道ゆずるなのです。ゆずるビール
『ゆずるビール』と書いてあります。
お客さんが柚子を使ったビールとよくまちがえられるそうですが、ピルスナーです。
なんでこの店のビールだけがオリジナルのラベルなんですかと箕面ビールに聞いたら、箕面ビールの創業時からずっと今まで取り扱ってもらっているから感謝のしるしだそうです。
無くなり次第の限定品ということですので、ぜひ箕面の滝に行かれたら、樋口酒店でお土産に『ゆずるビール』を買って帰ってくださいね。
 来年早々には新型コロナが収束しますように!
 ビールで明日を幸せに。SUPPORT YOUR LOCAL PUB&BREWERY
 次回は特別ゲストを招いての新春トーク、そしてクラフトビールやグッズが当たる新春プレゼント企画もご用意しています!
ではみなさん、2021年1月3日の放送をお楽しみに!
(文責:風間佳成)
■クラフトビールCLUB
毎月第1日曜日15時放送(当日22時、翌月曜日15時リピート放送)
御堂筋イルミネーション2020
クラフトビアベースseed阪神百貨店売場
馨和KAGUA(ファーイーストブルーイング)
イエローエイプクラフト・The Bottle shop & The kitchen
樋口酒店