指先の手洗いを入念に!箕面市立病院感染管理認定看護師 四宮聡さん@みのたんらじお

2020/12/12

毎週土曜日あさ11時よりメイプルホールロビーから公開生放送でお送りしている「みのたんらじお」(箕面市提供) オススメの週末情報をご紹介したり、ゲストをお迎えして楽しいおしゃべりで過ごす1時間です。 今週は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、船場東のタッキーのAスタジオからの放送となりました。

20201212みのたん①

箕面でイキイキと活動するみなさんをお迎えしてお話を伺うコーナー「みのおコレ一番!」には箕面市立病院感染管理認定看護師の四宮聡さんにお越しいただきました。

まず感染管理認定看護師とはどんなお仕事なのかというと、医療関連感染のサーベイライセンス(注意深く監視する)の実践、病院施設の状況の評価と感染予防・管理システムの構築を専門とするお仕事で、四宮さんは10年以上その道のスペシャリストとして働いていらっしゃいます。

まさに今、大阪をはじめとして全国的に新型コロナウィルスが猛威を振るう中、四宮さんの長年の経験と専門的な知識はとても貴重で、改めて新型コロナウィルスをはじめとする感染症を予防するポイントを教えていただきました。

皆さん手洗いとアルコール消毒はこまめにされているとは思いますが、特に指先を意識していますか?様々なものに触れる指先には多くの菌やウィルスが付着します。手に取った消毒液は指先からしっかりと擦ってつけることを心がけましょう!お店に入る時に消毒液をつけるのはもちろん、お店から出るときも再度消毒するのも大切です。

そしてなぜマスクが必要なのかということですが、飛沫の拡散を抑制することはもちろんですが、汚れた手で目をこすったり、鼻や口に触れることでウイルスが体内に侵入してきます。人は1日におよそ50回も顔に触れているというデータもあります。顔を触らない、鼻や口を触らないためにもマスクは効果的です。

またマスクの表面には多くのウイルスや菌が付着していますので、マスクを外す時は表面には触れず、ゴム紐の部分を持って外しましょう。

20201212みのたん③

新型コロナウィルスは重症化すると命に関わると言われています。重症とはどういう状態なのか?それは人工呼吸器を繋げていなければ命が危険という状態だそうです。高齢者や持病のある方だけではなく、若い人たちも味覚嗅覚が戻らないなど様々な症状、後遺症が報告されています。大切な人がそんな状態になってしまうリスクを減らすためにも、会う人たちを感染から守るためにも今は移動を避ける、我慢するということが大切だと四宮さんのお話を聞いてよくわかりました。

最後に四宮さんから「新型コロナウィルスにかかってしまった人への偏見や差別がとても気になります。今は誰がかかってもおかしくありません。完治したならば、よかったねと暖かく迎え入れて欲しいと願います」とメッセージをいただきました。四宮さんの感染予防ポイントはもみじだより12月号7ページにわかりやすく紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

20201212みのたん②

四宮さんをはじめ、最前線で医療現場を支えている医療従事者の皆さんへ感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございます。

2020年12月12日(土)朝11時から放送「みのたんらじお 」

当日の放送はタッキーのYouTubeチャンネルからでもお聞きいただけます。