ガンバッテイルみなさんを応援する土曜日の｢エール･マガジン｣(14:15on air)、
2020年12月19日（土曜日）は、科学の山田善春（やまだ・よしはる）先生、93回目のご登場！
音声だけのラジオで、毎回果敢に科学の実験に挑戦。今回は…！？
前回の出演では、番組中にトイレに行ったまましばらく戻って来なかった山田先生。ちょうどトイレが工事中で、ご迷惑をおかけしました！？
さて、あいかわらず新型コロナウイルスの猛威が収まらず、みなさん我慢を強いられている今日この頃。
「高校の授業でね、生徒たちに太陽について説明したときに『コロナ』という言葉が出てきたんです」
もともと「コロナ」は冠という意味で、太陽のコロナは表面ガスのゆらめきが王冠に見えることから名づけられた現象です。
コロナウイルスは、まんまるな球体に突起がたくさんついていて、その形から「コロナ」と呼ばれるように。
同じ「コロナ」でもえらい違い・・・。
太陽といえば光の源。光が目に入ることで、ものを見ることができます。この仕組みに気付いたのはアラビア人でした。
「アラビア人はとても実験が好きで、おかげでいろいろなことがわかるようになったんです」
実験好きといえば、山田先生もアラビア人に負けていません。
今回の実験は「ビタミンCの検出実験」。
山田先生が用意したのは、透明なプラスチックカップに入った水。
ここにヨード液を垂らすと、水が茶色に染まります。
この茶色のヨード水に酢を垂らすと、どうなるか？
・・・垂らしても、色に変化は見られません。
ここで取り出しましたるは、ビタミンC入り飲料水。
これを垂らすとどうなるか・・・。
あっという間に、無色透明に！
「ビタミンCの還元作用で、色が変わったんです」
「還元」とは「酸化」の逆の現象。ビタミンCは強い還元力を持つため、ヨードが還元されて透明になりました。
ちなみに、他のビタミンAやBではこうはならないそうです。
このやり方で、ビタミンCが含まれているか否かが判別できます。
「ビタミンC入り」という健康食品もたくさんありますが、検証してみると面白いかも。
